『思い入れのあるCDについて書くシリーズ』を始めてみたいと思います。
これまでにもCDのレビュー投稿はしてましたが、ギターミュージック中心だったのと、
最近では新規に買う事も無くなりつつあるので、
今後は手持ちの中から主観バリバリの語りと共に載せてみたいと思います。
更新は不定期です。
一発目はイギリスのバンド、Judas Priestからの二枚。
''Stained Class''(左)と''Killing Machine(19)''(右)です。どちらもリリースは1978年のようです。
この二枚は僕が人生で初めて買ったCDになります。
家族で出かけた先のCDショップで投げ売りされてました。やたら安かったのでまとめて買ったと記憶してます。確かIron Maidenの''Killers''も一緒に買った気が・・・。
上記写真はのちに買い直したリマスター国内盤ですが、当時買ったのはリマスター前の輸入盤でした。
でも、その頃からリマスター盤も流通してたと思います。
ジューダスは時期によってサウンドがガラッと変わりますが、この二枚は比較的初期のサウンドでまだハードロックらしい軽快さがある時期ですね。(リリースの年代考えると当然ですが・・・)
いわゆるメタルらしいサウンドが見え隠れするのは、''Screaming for Vengeance''からで、それ以降徐々にサウンドが確立されて''Painkiller''で仕上がった印象です。
''Stained Class''と''Killing Machine''でどちらも音作りは同じですが、僕的には後者を好んで聴いてました。
楽曲がそれぞれコンパクトにまとまってますし、バラエティにも富んでるのでダレる事なく、アルバム通してスッキリ聴けるんですよね。
ロブ時代のスタジオ盤は''Sin After Sin''から''Painkiller''まで持ってますが、全部と比較しても一番聴いたかもしれません。
僕の好みとして、いなたさの残るハードロック的な音作りに様式美要素も絡んでくる、くらいが好きだったというのもあります。
''Killing Machine''はアメリカでは''Hell Bent For Leather''というタイトルで流通してまして、僕が買った輸入盤もそれでした。
なので、どちらかというとHell Bent~呼びの方が自分にはしっくりきます。
Hell Bent~は僕もお気に入りの一曲です。
イントロリフが好きで昔コピーしたんですけど、久々に弾きたくなってまたコピーし直しました。
(唐突に貼られるTAB)
こちらがHell Bent~のリフ(0:15~)。これは今回改めて採譜し直したものですが、昔コピーした時は音使いを間違えていたようです。
特に音源だと【2小節目-3拍目のC#の音(3弦6F)】が僕には聴こえづらく、こういうブルース的なハンマリングパターンだとは長らく気づけてなかったですね・・・。
実際には上記譜面よりも聴こえる音は多く、例えば4拍目も4弦に合わせてC#→Cというプリングも鳴ってるようですが、譜面では省きました。
というのもこの3~4弦の動きは不明瞭な印象で、一つのパートでどこまでの音を担っているのか判断が難しいです。
グレンとKKのパートを混ぜて解釈してしまってるかもですが、一応グレン本人やKKの後任のリッチー・フォークナーが解説してる動画も見て確認はしてます。
それはそうと、
こういう開放弦+ダブルストップでハンマリング/プリングを混ぜ込むようなリフの作りがジューダスは上手いと思います。
古典的手法ですが、単純にセンスが良いですね。あと弾いてて楽しいです。
この曲以外にも''Killing Machine''は全曲好きでアルバム通して何度も聴きましたが、ぶっちゃけ''Stained Class''の方はやや印象が薄く・・・(すいません)
''Exciter''、''Heroes End''は好きですね。
思い入れがある、と書いておきながらあまり聴いてないのは事実です。笑
むしろ凡作扱い(?)の''Point Of Entry''の方が聴いたかも・・・。
そういえばグレンとKKってどうしてもバンドのギタリストとしての評価というか、ジューダスそのものの評価で一括りにされる印象ありますが、リフのアイデアやソロの音使い等、独特で面白いアプローチが多いです。
ツインリードという編成的にも評価が分散しそうですし、もしジューダスのギタリストがどちらか一人しかいない環境だったらもっと評価が上がってたんじゃないかと思います。
と、まあこんな感じで今後も思い立ったCDについて触れていこうと思います。
基本自分語り+αみたいなノリですが、収録曲からワンフレーズだけでも譜面を添えながらアレコレ書けたらイイですね。