Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

三ノ宮イシバシ楽器が閉店・・・。

タイトルの通り・・・。これはかなりショックです。

特別品揃えが良いという訳ではありませんでしたが、三ノ宮だと新品在庫を漁るならここか島村楽器といった感じで、それもまだイシバシの方が僕好みの製品を扱ってたので結構利用してました。

用事で三ノ宮出たらほぼ毎回寄ってますね。

 

先のアップルギターズと言い、楽器業界は不景気なんですかね〜。でもまさか三ノ宮の中でも比較的ちゃんと回転してそうなイシバシが閉店とは・・・。

 

来月の中頃に閉めるようですね。

 

思えばレスポールカスタムを買ったのもこの店舗だったな〜。

 

 

空いたテナントには次は何のお店が来るんでしょうね。

フリーイベントのお知らせ。

もう直前ではありますが、7/14に天満橋にあるレンタルスタジオ/スペースを利用した無料ライブをやります。

このスペースは僕がレッスンさせて頂いているBESスクールの教室としても稼働しており、今回はその販促イベント的な意味も含めての出し物になります。

 

7/14(日曜)

open 13:00 start 14:00

・無料

 

場所

Rental Studio ROOMS

〒534-0025

大阪府大阪市都島区片町1-6-15

 

最寄駅は

・地下鉄 天満橋駅

・京阪 天満橋駅 

JR東西線 大阪城北詰

 

より、それぞれ徒歩8分です。

 

お昼時ではありますが、相方の葛野智宣(Gt)とジプシーギターデュオやります・・・笑

かなりユル〜イ雰囲気になると思います。

 

もし興味ある方がいらっしゃいましたら下記アドレスまでご一報頂けると幸いです。

 

ng21gt@yahoo.co.jp

 

 

アップルギターズ倒産の闇。

今回ツイッターで目にした話しなんですが、なんでも三ノ宮のトアロード登ってく途中にあった楽器屋のアップルギターズが倒産したとかで・・・。

僕は何かを購入した事は無く、今年の初め頃に気になる在庫の試奏に足を運んだ程度ではありますが、前々から存在自体は知ってましたし、わりとヴィンテージ楽器を揃えてる小規模なお店という認識がありました。

 

お店は結構分かりにくい店構えなうえにかなり狭い内装だったので、あまりライトな雰囲気では無かったですが、その時の店員さんの対応は悪く無く、試奏もゆっくり弾けましたし、その際に今狙ってるギターの傾向なんかを相談すると近い予算内で店内の在庫を紹介してくれたり、まあ普通に愛想の良い楽器屋って感じでした。

(ちなみに前日HPの在庫で見てGodin狙いで、ついでにDupontも試そうと思っての入店でしたがどちらも置いて無かったです)

 

それがここしばらくの経営不振で倒産したそうで、ここまでは「あー、あそこ潰れたのか・・・」で終わりなんですが、どうやらお客から委託を受けてた楽器の売り上げをバックせずに、売れてない事を装って隠し通してたそうです。

ツイッターで声をあげる被害者の中でも特に目立つ方の事例ですと、ヴィンテージのMartinとかの委託で100万近い額で長期間店頭に預けてたそうですが、実際のところは二年前に売れていたにも関わらずそれについての連絡や入金は無く、HPの在庫でもずっと残したままにしてたみたいです。

ただ今回の倒産で経営者側が自己破産してるので今からの支払いは不可能なようで結果的に金を横領されたカタチになってます。

この被害に遭われた方は被害者の会を立ち上げて情報を募ってるそうですね。

 

わざわざ僕のブログで言及する事なのかといえばそうなのですが、比較的近い場所の楽器屋でしたし、気になって取り挙げた次第です。

 

詳しくは、

 


 

 

 

被害に遭われた方々に今後何かしらの救いがあればいいのですが・・・。

 

 

 

Blackstar ''FLY3''

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 !?

 

 

 

 

 

 

すいません、これはBlackstarのポータブルアンプ、''FLY3''になります。

Cornfordは無関係です。(画像検索でロゴ拾って来ていい感じのサイズに調整したものをプリントアウトしてプラ板に貼って元ロゴの上に接着しました。フチの白い線は百均のイヤホンのコードです)

 

 

これは前から評判のいいミニアンプですね。電池駆動可能(というかそれがメイン)で音量も結構出る上に音質もかなり良いです。

本当の意味でのミニアンプって一昔前まではマーシャルの見た目のやつとかタバコの空き箱を再利用したものとかが主流だったと思いますが、あれって音が出るけど音質は期待するなって感じで、まあオモチャの範疇でしたが近年の技術の進歩は著しく、このFLY3は想像を超える音が出るので結構驚きです。

とは言えリリースされてかなり経つので今更感はありますが、このサイズでここまでの音質のミニアンプって他にあるのかな?って思っても候補が浮かばない程度にはよく出来てます。【追記】似たものだと、BOSS Katana mini辺りが良さそうですね。

 

コントロールは、Gain、Vol.、ISF(いわゆるトーンシェイプ)のベーシックな三点になんとディレイまで内蔵されていて、ディレイのLevel、Timeの設定も可能です。

しかも、クリーンchとリードchの切り替えも出来るんですよね。クリーン時にもGainノブは有効なので、Volと合わせて上げ目に設定する事でちゃんと音量を確保できます。よくあるVolとMasterみたいな関係の役割になります。

 

ISFは左右にキャラを振り分けた独自のコントロールになっていて、公式解説によると、

 

''Blackstarの特許であるISFコントロールは、中高域の抜けに優れたアメリカンサウンドから箱鳴り感が特徴的なブリティッシュサウンドまで、連続的にトーンを変化させることが可能なコントロールです。これは他のトーンコントロールに関連して働くので、幅広い設定が可能で大きなサウンドの変化を楽しむことができます''

 

との事です。左寄りでアメリカン、右寄りでブリティッシュな特性を得られるようです。まあ早い話が本来の一般的な3EQが一つのノブに集約されて相互干渉しながら効いていくって感じですよね。(もっと大きいモデルだと、これと別に3EQ搭載されてますが)

そのバランス感がBlackstarなりの解釈で設定されてるのでしょう。このアンプに関して言えばミニアンプだし、このシンプルなコントロールは分かりやすくて良いですね。

 

あとは、外部から音源引っ張ってこれるLine Inと夜間練習にありがたいイヤホンアウトがあります。

 

機能で言えば、このサイズによくここまでまとめたなって感じで、僕のは旧型なので非搭載ですが現行品はBluetoothにも対応しており、Line Inに繋がなくても音源を鳴らせるようです。

 

 

音質は先述の通り、このサイズで言えば文句なしにしっかりしてて、何よりクリーンがちゃんとポンポン出てくれる。笑

このミニスピーカーから謎にボトムの効いた芯のあるクリーンが出るので僕的にはこれが一番ポイント高いですね。クリーンchで「クリーンらしい何か」を弾きたくなる程度に良い感じの音出ます。

こういうのは歪みはわりとなんとかなるイメージなのであまり警戒しないし、そこそこ良い音でも驚かないんですが、このクリーンには驚く人多そう。

勿論リードchの歪みも良い音で使いやすいですし、ゲイン量も十分あるので正直クリーンchと共にノンエフェクトで全然困らないくらいの出音です。

 

トラベルグッズとしては、文句なしに使えるアンプだと思います。

 

電池駆動は単三を6本使うので使用頻度によってはそこそこのコストになるのが惜しいですが、旅行先は勿論のこと屋外のBBQとか花見とか諸々の場に気軽に持ち込めるサイズなのはありがたいです。(ギタオタの集いじゃないと、開始5分でウザがれそうですが・・・)

 

欠点は専用アダプターが付属しない点と、別売りで買うとやけに高いうえにそれも現状では入手困難な事ですかね。

しかもこのアダプターがまた特殊な6.5v仕様になっており、適当な代替品とかだとノイズ乗ったり動作が怪しいらしいです。

そもそもがメーカーも電池推奨してそうな用途の製品なようで・・・。

唯一の不満点はこんなところでしょうか。

 

ポータブルアンプとしては本当によく出来た製品です。

 

さすがCornfordやな!

 

 

 

 

 

 

Jetter Gear ''Altair IV''

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以前、紹介した''GS124''同様にダンブル系のODです。

Jetter製品は高価なうえに品薄で試奏が困難なので通販には不安がありましたが、''GS124''が良かったので思い切りました。

結果としては買って正解でした。

 

Altair IVはJetterが新たにデザインしたダンブル系の歪みで、2in1の構成。

音色に極端な違いはなく、基本となるキャラクターは同じでどちらもザラッとした雰囲気がありつつクリアでスムースな音です。

ダンブルぽいかどうかはともかく、それなりにキャラクターが出る歪みなのでそこが好みの分かれ道かも。

アンプライクといえばアンプライクですね。

 

両chの違いは大まかに左側がミドルゲイン(Dist)、右側がローゲイン(OD)といった感じです。

コントロールはどちらも同じものとなっており、

 

・Level

・Drive

・Contour

 

の3つずつ。

Contourは一般的なトーンにあたるので音の明るさを調整しますが、カーブの終点付近でローの出方に大きめに影響があります。(後述)

 

 

左chはわりとロックな方向性。

ゲイン量はディストーションライクなとこまで出せますが、オーバードライブの延長上といった具合です。

適度なコンプ感に、リードとバッキングどちらにもバランスよく対応できる守備範囲の広さがあります。

コードを弾いても濁りにくいですし、低音弦を刻むようなリフ等でも腰の弱い感じになりにくいです。その上でリードでスムースさも出せます。

このバランスの良さはかなり優秀だと思います。今までこういうのを探し求めて色々な歪みを試しましたが、ここまで理想に近いのは初めてですね・・・。

 

右chはローゲインで甘くスムースな方向性。

とはいえフルアップすると案外歪みます。左chよりこっちの方が丸く、甘いサウンドですね。

ブルースからスムースジャズまで浅めに上品な歪みを掛けたい時なんかにハマりそうです。

ただ、ゲインを絞っても極端なクリーンにはならず、コンプ感と僅かな歪み、丸さはついてきますので、張りのあるクランチや、純粋なクリーンブーストには向いて無いですね。 

やっぱりこのペダルで音を完結させるのが合ってるようです。

 

Contourノブの効き方は両ch共に同様で、上げ過ぎてもあまりキンキンにはならず、耳障りのいい範囲での調整といった感じです。

こもらないくらいにしておけば大体いい音になるとは思いますが、かなり上げ目にして丁度イイというか・・・逆に言えば使える音色の幅はあまり広く無いです。

可変幅的には暗めな部分が多いですが、アンプ側の高音を強めに出している(出てしまう)時にはそれを抑え込む方向にも作用しそうなので、ケースバイケースとも思います。

僕はほぼほぼ15時前後の位置に設定してます。ノブの終盤付近でハイがグワッと出てくるような効き方をして、併せてローが少しスッキリしてきます。

初見で「なんだか音が暗いし、丸いなあ」と感じたら躊躇わずContourを全開にしてしまって大丈夫です。そんな効き幅です。

逆にあまりハイを抑え過ぎるとローがモコつきやすいですね。

 

そして、2in1ペダルの美味しい要素の一つでもある「同時にオンにした時」の混ざり方が絶妙で、両者が喧嘩せずに「自然なゲインの上がり方」をします。

こういうのは低音がダブついてルーズになったり、本来の旨味を損なうペダルは多い気がしますが、これは良いところを極力殺さずにディストーションのようになります。

ノイズも少ないです。

流石にメタルとかそういう感じでは無いですが、ロックなハードフュージョンにはかなりマッチしそう。

 

キャラが出る歪みなので、ジャズコでも十分ポテンシャルを発揮してくれます。

自分はセッションでは基本的にジャズコを使う人なんですけど、過去試した歪みの中ではトップクラスに自分の欲しい音が出てくれてます。

 

【GS124と比べて】

124の音の分厚さに勝手の悪さを感じてる方はこっちの方が使いやすいかも。124程暴れる感じや癖の強さは無いですね。

傾向は似てるんですが、Altairの方がだいぶ上品にまとまってる雰囲気があります。

逆に124の巻き弦のザラつきとかハリやパンチを求めると物足りないかもです。

完全に好みの問題ですが、ファーストインプレッションは124程の衝撃は無く、無難な良質ペダル!という感じです。

まあどちらも素晴らしいです。笑

 

筐体がやけに重たい以外は個人的にはめちゃくちゃツボにハマる傾向のメーカーでした。

  

 

最後に余談でこれは代理店情報ですが・・・、

Altair IVに採用されてるフットスイッチは耐久性が低く、故障が多いそうです。

修理交換後も壊れる事が多かったので、代理店ではより信頼性の高いスイッチで修理対応している、との事です。

 

あと僕の個体は電源オフ時にも謎のホワイトノイズが常に乗ってしまう症状がありました。

アース処理(?)の甘さを疑い、念のため分解してインプットジャック周りの塗装を削り取り、ワッシャーの締め込みも改善して組み直す事でとりあえずはノイズは落ち着きました。

僕は電気知識は無いですし、この一連の作業が効果あったのかは分かりませんけど、物は試しですね・・・笑

  

''Maybe the next waltz''でBrett Garsed風ソロ。

有名ギタリスト風にソロ入れる音源の新作はBrett Garsed風で弾きました。ガースドは昨今のテクニカルプレイヤー達に間接的にも大きな影響を与えてると僕は勝手に思ってますが、いかんせん知名度がそれほど無いですね・・・。

僕はもうずっと大ファンで、彼の参加音源は入手可能な限りは漁ってます。笑

 

 

今回は声優さんの小松未可子さんの曲で弾きました。笑

''Maybe the next waltz''という曲で、これもアニメとのタイアップ曲ですがアニメ本編は未視聴です。

この音源はレコード会社からの権利関係がかなり厳しく、Youtubeだと速攻でアウトだったので僕のツイッターアカウントからのリンクを載せておきます。

これまでの物真似ギター動画も「スーパーギタリストheyguysシリーズ」とかタグ付けして以前からツイッターに投稿してるんですよ。ガバガバな英語含めてネタのシリーズです。笑

音質面は勘弁して下さい・・・。

 

今回は、MI Audio Tube Zoneで歪みを作りました。このペダルは僕的にはガースドサウンドを象徴するペダルだと思ってます。

実際にガースドが録音でどれ程使ってるかは知りませんが、とても似た音が出ます。指でのフィールも良い感じ。

 

フレーズ作りは、単純にハイブリッドピッキングのスキルが段違いに低いので、らしく作るにも限界はありましたが、どうしても無理な部分はもうピックでいっちゃってます。笑

あとはガースドの特徴としては、速いパッセージの符割りは結構スリリングな感じで、あまり規則的に16分だの6連だので終始する事は無く、流れの中にもその時々でうまい具合に加速/減速があり、それが特有の心地良さを生み出してる(イングヴェイのそれに近い)のですが、そこも僕の技量の問題で全体通して6連が限界でした・・・。その辺りアドリブ交えて弾けばもうちょっとスピード感出るのですが、それだと単純に内容として良く無いんですよね。

やっぱりアドリブでも的確な演奏をするガースドはバケモノですね・・・。・・・精進します。

 

 

ガースド、日本来てくれないかな〜。こちらからオーストラリア行くしかないのか・・・。