Tom Quayleと言えばGuitar Idolへの参加で一気に知名度の上がったレガート系、ロック・フュージョンプレイヤーで、Brett Garsedから影響を受けたであろうハイブリッド・ピッキングを駆使して複雑で整ったラインをバリバリと弾きこなし、一部のギター・ファンに人気です。
今はヤマハで講師をしながら、友人のギタリスト達とクリニックで演奏したり、講師業中心でオリジナル曲での勝負はまだですが、個人的に期待してるうちのひとりです。
タイプとしては菰口雄矢の音をよりタイトにした感じですかね。
知ってる人には今更だとは思いますが、そのTom QuayleがベーシストのAdam Nittiの作品に参加しているそうなのでさっそく聴いてみたのですが・・・
うーん、なんか物足りないかなあ?ってのが正直な感想です。
曲のデキ自体は悪くないのですが、なんとなくあまり面白くないというか耳を惹く部分が少なかったです。
内容としては落ち着いた雰囲気のファンク・フュージョンっぽいのやスムース・ジャズ的なものまでありますし、音も無駄が無い感じにタイトで洗練されてます。
ちなみにバリバリのハード・フュージョンの類いでは一切無いです。
技巧派メンバー(Alex Argento、Marco Minnemann他、かなり豪華!)ではありますが、軽く聴けるのでそういう意味ではおすすめできますね。
まあ、あくまでこれらの感想は僕の好みですし、最初に書いた通り曲のデキは良いです。
そして、肝心のTom Quayleのプレイですが、常に弾きまくりというわけではないですが、与えられたスペースでいつものフレーズを連発してる感じですね。
ごちゃごちゃ書きましたが、最近は聴くネタに困っていたので楽しめた事は確かです。