Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

Tom Quayleの教則

Tom Quayleのサイトには彼が作った教則がいくつか販売されてまして、どれもだいたいひとつが15~20ドルくらい(今の相場だと高くても1700円程ですね)なのでとりあえず''Playing Out''と''Contemporary II-V-I Line & Licks''の二つを買ってみました。


さて肝心の中身ですが、MP3音源と楽譜、解説のPDFが入っています。内容としては正直少ないですね・・・。結構、割高です。
以前に紹介したガスリーの教則本が2000円しないのを考えるとこれはかなり物足りないですw

まず、''Playing Out''のほうですがその名の通り、アウトフレーズの手法、そしてトム流の模範例が載ってます。
譜例は複数のフレーズが短く載っているという類いのではなく、トムがワンコードのオケに合わせて長いソロを弾く中で部分的にアウトしてる感じでそれが二通りのオケで実践されています。
勿論、全編で常にアウトしてるわけではないので、アウト以外にも繋ぎとしてトムが普段使うようなフレーズの参考にもなります。
理論解説の方は勿論英語なのでまだしっかりと目を通していませんが、とりあえず冒頭で手法として定番の「リハモナイズ」、「特殊スケール」、「ディミニッシュアプローチ」の三つを大まかに挙げてますね。
他にもテンションの扱い等を解説したPDFもあります。

次に''Contemporary II-V-I Line & Licks''ですが、これもその名の通りツー・ファイブのフレーズの解説、譜例、MP3音源です。
こっちは理論的な説明よりいくつかのバリエーションのフレーズを露骨に繋いでるので感覚的にも理解しやすいと思います。
音源の数も豊富ですが、一曲のオケでの通しの演奏をワンフレーズ毎にトラック分けしているので実質的には一曲だけと言えます。ただひたすらツー・ファイブの繰り返しなので結構実用的かも知れません。


と、まあ値段に見合った内容かはまだ分かりませんが、少しは刺激にもなりましたし、ネタが増えたのも事実なのでとりあえずは良しってとこですかね。
実際、実力あるプレイヤーのものなので損した気にはならなかったですw