どんなものか分からないのでかなり悩みましたが買いました。ロシアのメーカー、AMTのボリュームペダルです。
他社のモノに比べ、圧倒的な小ささが売りですね。同様の筐体でワウも作られてます。サイズはBOSS筐体とほぼ同等。
サイズ以外に一般的なボリュームペダルと少し違うところはアクティブタイプになっていて、バッファが内蔵されています。要電源ですね。
このバッファが中々クセモノでして・・・かなりハイ上がりな音になるんですね。強力なバッファです。アンプやギターPUの出力によってはクリーンで嫌な歪みを伴う事があるようです。
他の方達のレビューを見てもやはりこのバッファによる音質変化で好みが分かれるところでしょうか。
又、側面にブーストスイッチが付いていて、これにより踏み込んだマックス時の音量(要するにデフォルト値)を0db、+6db、+12dbの三つから選択できます。
正直個人的には最高に要らない機能ですw
仮に絞り切った状態がデフォルトでそこから踏み込むにつれて、6~12dbのブーストが可能とかなら使い道もありましたが・・・。
カカト部分の隙間に何かを挟んで絞り切った状態の音量ををうまく調節するという荒技を使えば出来なくも無いですねw いわゆるミニマムボリュームを無理矢理作るっていう。
でもまあ僕は常に0db設定です。というか殆どの人がそうするんじゃないかと。
あと完全な消音が出来ないのもネックでしょうか。ほんの僅かにですが音漏れします・・・。特に前段から何かしらでブーストしたりしてると顕著ですね。
気になる操作性ですが、これは思いのほか普通に使えますね。可変もそれなりにスムースですし、体重も掛けやすいです。
絞り切った状態でこれくらいの角度です。
あとよく見てもらいたいのがペダル部分と筐体の接触を緩和する為の丸いラバー(小さい黒いやつです)なのですが、これはエフェクターの底に貼り付ける丸い滑り止め(いわゆるゴム足)を流用してる感じでして、粘着テープで止まってるだけなのでずっと使ってると徐々にずれてきますね・・・。
踏み込み側とカカト側どちらも同様のラバーが使われています。これが無いと操作の度に金属素材のシャーシ同士が直接ガチャガチャと触れる事になるので必要なのですがラバー自体をもうちょい堅牢な構造にして欲しかったですかね。笑
せめて経年でズレてこないようにちょっとした溝に収めてもらうとか。
慣れにもよるので「使いにく過ぎる!」って感じる人はそんなにいないんじゃないかな?って印象です。
音質が変わる事を許せて携帯性を重視するなら結構便利ですね。