まさかの新Suhrです。今回はテレキャスタータイプ。知り合いのミュージシャン経由で驚異の破格で譲ってもらいました。
前からテレキャスタイプのギターが一本欲しくて、FenderのCustom Shopや国産だとVanzandt辺りを狙ってはいたのですが本当に良いタイミングで譲ってもらえました。
Suhrの中古としてはそこそこ年季の入る06年製です。プロシリーズではなくオーダー品です。
スペック的にはボディが2ピースのスワンプアッシュのシンスキンフィニッシュ、ネックはメイプル1ピースでステンレスフレットのサテンフィニッシュです。
カラーはヴィンテージホワイトですね。
ブリッジはウィルキンソン、ペグはGOTHO。そしてありがたいことに''BPSSC''(BACKPLATE SILENT SINGLE COIL SYSTEM)搭載でした。
BPSSCとはシングルコイルP.U.向けに開発されたノイズ除去の為のギミックで、本来はボリュームノブをプル式にして搭載されます。
ですが、今回のはプル機能は排除されて常にBPSSCが掛けっぱの仕様に後から改造されてます。
前オーナー曰く、掛けっぱなしでも音の変化(構造上、余分な回路をひとつ介すのでどうしてもトーンの変化は避けられません)はそれほど気にならなかったうえにバッチリノイズも消えるのでプル式にする必要性を感じなかったとか。
当然僕はBPSSCありきの音しか知らないワケで変化を気にしようにも出来ない状態ですw
今のところ出音や弾き心地に関しては特に不都合感じません。
BPSSCの解説、デモです。こんな感じのシステムです。
とりあえず届いてから早速弾き込んでみたワケですが、とても良いです。
テレキャス系は初めてなので新鮮さがありますし、なにより生鳴りがしっかりしてる。S1、Modernともに生鳴りはかなり控え目な印象でしたがこれはガッツリ鳴りますね。
又、ボディが非常に軽い為かよく振動します。
トーンキャラクターはかなりカラッとしたドライサウンドで、クリアに芯を保ちつつもタイトで図太い低音が心地いいです。かなり歯切れがいいですが、しっかりと粘りもありますね。
リアはいなたいアメリカンサウンドといった感じですが、フロントはやや甘めで軽いトーンです。リアと比べてあまり芯は強く無いですね。
センターは丁度中間といった感じでシャリンとしたクリアな音です。
ネックシェイプは50's Round .860-.980で結構ガッシリと太めですがすぐに手に馴染みました。かなり安心感ある握り心地です。
フレットの摩耗も殆ど無くネックもストレート。特に欠点も見当たらずかなり良い買い物が出来たと思います。
雑ですがデモを録ってます。二つはアンプにBadger30を使いました。
↓まずは届いてすぐに手癖を垂れ流してる音源です。iPhone録り。
https://soundcloud.com/nakaji-ng21gt/suhr-classic-t-first
↓こっちはマイク立ててオケに合わせて弾いたアドリブです。CmatmodsのBrownieを繋いでます。
https://soundcloud.com/nakaji-ng21gt/suhr-classic-t-with-cmatmods
録り直すかもです。
↓軽く番外編。これだけCornfordを使ってみました。テレキャス+コンフォードということで最近のコッツェン風に弾いたアドリブです。
https://soundcloud.com/nakaji-ng21gt/cornford-roadhouse50-with-suhr
少しでも雰囲気が伝われば幸いです。
それとこれはあくまで余談ですが、ネックサイドやフレット打ち込みの精度が僕のModern(13年製)よりしっかりしてる気がします。
正直僕のModernは届いた時からフレットの根元数カ所に小さく空洞があったり、ネックサイドがお世辞にも綺麗とは言えない状態でした。
そしてこのテレキャスは06年製。およそ8年前のギターになりますが、フレットはしっかり打ち込まれ不自然な隙間もなく、サイドも感動するくらい綺麗に整列してます。
ネットではよくSuhrの品質低下を嘆く声や実際に不具合の報告も挙がってますが、僕としてはあまり鵜呑みにしたくはないです。
ただ、今回この二つを比較してみるといくらか納得してしまいそうにもなります・・・。
僕はSuhrの見た目と音が好きなので今後も長く使っていくつもりですが、ちょっと心配にもなっちゃいますねw
まあ、あくまで狭い範囲、視野での考察(とすら呼べない)ですので、変なやつが適当なこと言ってる程度に読んでください。