Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

アレン・ハインズのクリニックに行ってきました。

先日、14日に大阪梅田ロフトにある島村楽器にて自身のツアーで来日中のアレンのクリニックがありました。
定員25名で料金はなんと無料という事で肝心のライブをスルーしてこっちに参加しました。(ライブも見たかったのですが予算や日程等の関係で今年も断念しました・・・)

クリニックはお店の中にあるスタジオで行なわれました。
大きな部屋ではないので、かなりギチギチに椅子を詰めてという感じで後方の僕にはアレンの手元はほぼ見えなかったです。笑
内容としてはよくある「演奏からQ&A」の流れで、定番曲の'Falling Up'をオープニングに質問コーナーを挟み、新作から二曲演奏してくれました。

基本的に質問への回答が非常に丁寧で、「+αな回答」をしてくれる辺りがやはり講師もしてる人なんだなあという感じでした。笑
色んな質問が飛び交いましたが、中でも特に頭に残った回答が、
「自分と言えるプレイや表現をなにかしらパッケージにして他人に自己紹介できるものを作っておく」といったもので、要するに自分のプレイに自信を持つ為に理論の勉強も大事だけど、それ以外にも自分らしさや個性を確立するうえで作品に残すのが大事・・・みたいな事を言ってました。
これは前々から僕も思っていて、アレンのようなプレイヤーが言うのをあらためて聞くと一層その気持ちが強くなりますね。
それともうひとつ中々に耳が痛かったのが「今はネットがあってyoutubeとかですぐに色々なものを聴いて、見て、調べられるけどそれに頼り過ぎては駄目」みたいな事も言ってました。
これはガスリーも全く同じ事言ってたんですよね。自分で情報を見つけてそれを自分の耳で分析して練習するのが良い、という事でしょうか。
確かに僕もネットを使える環境になってからは便利ではあるものの、反面ひとつのものを弾き込む(追求する)という事の度合いなんかは変わった気はします。広く浅くなっちゃった感は否めませんね。
色々手軽に見れる分、ついつい練習内容や音楽的趣向があっちこっち変わっちゃったり・・・。知識ばかり供給過多になりがちかもです。
というかネット開いてると音楽以外のものを見ちゃいます。笑
かと言ってネットを遮断すると色々と不都合があるのも確かですが。


当日の機材はXoticギター2、3本くらいを交換しながら弾いてくれてました。
アンプはフェンダーのなんちゃらリバーブとかそういうのだと思います。普段のアレンの音でした。笑

こちらはボードの写真。

意外にもJOYOのオクターバーファズが入ってました。JOYOといえば昨今で流行りの低価格な中国製クローンペダルの火付け役的なメーカーですね。今回のクリニックでは使ってませんでしたが・・・。
あと、最近話題になったシグネチャーの歪みペダルの'Soul-Driven'(銀色のやつです)が入ってますね。
これは現在も使いながらテストを繰り返して調整中だそうで10月頃には発売予定のようです。
ミドルコントロールを搭載したアンプライクな歪みだそうですが、ベースはAC Boosterなんですかね??
完全な新回路なら気になるところです。


かなりじっくりゆっくりなペースで行なわれたので予定よりも大幅に押してしまい、約二時間くらいのクリニックでした。笑
その後はCD購入者向けのサイン会等もあったようです。
Xoticギターの試奏もできたので、少しだけ触らせてもらいましたがやはり良いですね。これまでにも知人のものや、かなり前ですが菰口さんのクリニックの時にも試奏しましたが、毎回「あ、いいなこれ」ってなるギターです。笑
ローステッドメイプルネックを採用していたモデルでした。
そういえばローストネックって触り心地に独特の軽さありませんか? なんかフガシみたいな・・・笑