Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

Cordoba ''GK Studio''

 
Cordobaのエレガットです。一応はフラメンコギターの類になります。
中国製。右は付属品の純正のソフトケース。めちゃくちゃ堅牢ではないですが、それなりに保護出来て収納スペースも面積で言えばA4サイズの譜面くらいなら入りますし、少しだけ厚さに余裕をもたせた作りなので、黒本とシールド+αくらいの荷物は入ります。
本体に合わせたスマートなサイズで持ち出しやすいですね。


エレガットを探してた時に知り合いのギタリストに教えてもらって、試奏してみたところ値段のわりに良かったので購入しました。確か65000円くらいだったと思います。
その当時で既に値上がり済みで元々は5万ちょっとでも買えたモデルみたいですね。今はさらに値上がりしてるっぽいです。
''Iberia Series''というラインナップで、これと同機種ながら使用材に少し違いのある、''GK Negra''というモデルもあり、そちらは5000円程高い値段設定になってました。
関西の方では店頭在庫が全然見つからなくて、比較しての試奏は出来てません。

ちなみに''GK''というのは、ジプシー・キングスの略で何気にジプシー・キングス監修のモデルとなってるそうです。笑(・・・・Volareしか知らねえ・・・)


モノはというと、やや小ぶり(なのかな?)なボディサイズにネックシェイプも薄めで扱いやすいですね。
生鳴りもエレガットにしてはそこそこ出ますし、値段にしては要所要所のツボは押さえてる感じです。あと凄い軽い。(重要)

僕はフラメンコを弾く訳ではありませんが、作りはフラメンコスタイルなので一般的なクラシックスタイルなガットよりもエレキから持ち替えた時の違和感は少ないかもですね。理由としてはやはりガットにしては低めにセットされた弦高。
木材にスプルースが使用されてて立ち上がりが良く、構造自体も薄めの材で作られてるそうですのでその分普通のガットよりも輪郭がハッキリしてて高域寄りのパキパキした音で好みは分かれるかもですね。
カッタウェイが施されてる点が助かります。

で、エレガットなので当然ピックアップも搭載されてます。

Fishman製のプリアンプ。3つのEQは勿論、NotchにPhaseスイッチ、更には簡易チューナーも付いてます。ただ、チューナーはアテにしない方がいいですね・・・笑
まともなチューナー忘れた時にあったら気休めになる、くらいの精度かと。
EQやボリューム等は一般的なものなので省略しますが、中でもかなり使えるのが、マイクとピエゾのブレンドノブですね。これは本当に良いです。マイク特有のエアー感もちゃんとありますし、PAミキサー直でもかなり良い音します。
電源は9v電池。プリアンプのパネルをパカっと裏返して取り付ける構造になってます。(忍者が背面の壁を裏返して隠れるあの感じ)


基本はスピーカー出しの用途になるギターかと思いますが、出音的にはかなり満足してます。
あとはその他の作りですが・・・ やはり値段相応に粗い部分はある印象ですね。
僕の個体はですが、まず開放弦でチューニングするとフレット上での和音のピッチ(オクターブピッチ)がやや甘い気がします。この点は、フレットチューニング(各弦Eポジション)で合わせるとマシになるような気がするのでそうしてます。
あとポジションや鳴らす音域によっては僅かながら音のビリつきや異音が発生したりもありますね。フレット処理もザラザラ気味。
ただ、あくまで僕の持ってるやつだけでの確認なので、これ以降の製造分は品質向上してたり、見直しや個体差あるかもですが。
ビリつきとかはネック調整で直るかもですしね。(トラスロッドも入ってますが特に致命的ではないので今だに一度も動かしてません。逆に言えば初期状態はともかくそこからの安定性はあるかもしれませんね)



生鳴りはそこそこと書きましたが、あくまで主観な上にちゃんとしたフラメンコギターは弾いたことありませんので、そういう奴のレビューと思ってください。
ただ、これを勧めてくれたギタリストはフラメンコに身を投じて色々本気で研究してる人で、その方曰く「値段の安さとかエレガットである範疇で考えるとそれっぽい生音は出てる」って言ってました。

まあ、僕はフラメンコは弾けないのですが・・・(二度目)


これに至る前にGodinとかMartinezのガットも候補にあってそれぞれ試奏もしたのですが、僕的にはフラメンコっていう特異な傾向を踏まえてもCordobaが一番しっくりきましたね。
出音はEQで作れるし、レストランのBGMの仕事にも持ち出してPA直で十使えてます。

あと、アンプ・PA出しという用途ならYAMAHAのサイレントも便利で使いやすそうでしたね。




と、こんな感じでなかなかに便利なエレガットだと思います。中古で良品見つかったらとりあえず試してみる価値あるかと。