Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

リニューアルされたD'Addarioのクリップチューナー、''NS Micro Headstock Tuner PW-CT-12''

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ダダリオのクリップチューナーです。クリップチューナーはTCのものが評判良く、精度諸々で見るならあれが最強だと思ってますが、こちらのチューナーはヘッド裏に綺麗に収まるコンパクトなデザインで人気があると思います。

ギグバッグに入れる時も付けっ放しに出来るのは点数高いです。

 

 

今回紹介するのは最近になってリニューアルされたもので、従来品と比べて精度・感度が上がったらしいです。

よく言われてた事ですが旧型は6弦の認識が甘く、少しストレスでしたので改善に期待しての購入。

 

結果から言うと、なんだかんだでまだ6弦の認識甘いです。取り付けるギターとの相性もあるかもですが、6弦だけ無反応な時ありますね・・・。

流石に言うだけあっていくらかマシにはなってますが、僕的には完璧では無いです。

 

主な仕様変更点は、

 

・チューニング精度と感度の改善

・スイッチの材質

・カラー表示になった

・オンオフの立ち上がり(表示速度)が圧倒的に早くなった

・画面表示が4方向への切り替え可能になった(手動)

・点滅式のメトロノームは無くなった

 

って感じでしょうか。

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旧型(左)との比較。

 

見ての通りサイズに違いはなく、中身とスイッチのみ変更されてますので取り付けに関しては今までと同じです。

 

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厚みも同じです。

 

使用感について。

まず、目につくスイッチ部分の変更。これ僕的には改悪ですね・・・。

ゴムっぽい材質で重い(硬い)押し心地なうえにクリック感が薄く、しかもスイッチの範囲がやたら狭いので爪先でかなりピンポイントに押し込まないと反応しません。

一番浮き出てるオンオフ部分ですら押しにくいです。これはストレス。

キャリブレーション( ''< >'' のマーク)は絶望的に押しにくいです。指の肉だとほぼほぼ押せません。

これは流石にラバー下のスイッチの背をもっと高くするなり改善した方がいいんじゃ無いか・・・?

てか旧型のままで十分押しやすかったのになんで変えたのか・・・。

ただ万が一にこの個体が不良品の可能性はありますので購入検討の方は店頭でも要チェックです。(パッケージの厚紙にむき出しで固定されて販売されてると思うので実際にスイッチに触れるはずです)

 

 

 

正直な感想を言ってしまうと、ちょっと期待外れなリニューアルな印象は受けます。

起動がかなり速くなってるのは良いのですが、旧型で不便無い人は急いで買い直す必要も無いかも。使ってるうちに慣れると言えば慣れるのですが・・・。

 

ただ念のためもう一度言っておくと、僕の買った個体が不良品の可能性ありますのであまり鵜呑みにせず、気になる方はご自身の手で実際に確認してみて下さい。

「こういう事もあったよ」くらいのレビューとして参考にして頂ければ幸いです。

感じ方に個人差はあるでしょうし。

 

僕もまた楽器屋寄った時に確認してみます。その際は追記しますね。

 

 

 

 

ちなみに旧型の6弦の認識問題は僕の環境だとガットやマカフェリだと問題なく使えてるので、ギターの構造によるヘッド鳴りの差の影響はありそうですね。

その他、レビューを見てると製品自体に当たり外れを感じてるユーザーもいらっしゃるようで個体差もあるのかも知れません。