Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

ART ''Studio V3 Tube MP''

早いものでもう12月・・・ 2019年も終わりですね〜。

いつもこのブログをご覧下さりありがとうございます。ブログの宣伝やアピールには消極的なので特に他所に情報を載せたりはしてませんが、ありがたい事に検索で辿り着いた方がリピートして下さったりもあるようで、最近は月が変わるとわりと早い段階で「今月の閲覧者数が〇〇人に到達しました」という更新通知が来ることが多いです。

この数字はおそらくこの手のブログの中では特に大きなものでは無いと思いますが、僕からしたら「思ったよりも見てくれてる人いるんだな・・・」って感じです。笑

好きなものを自由に書いていくというスタンスなので営業的な派手なアクションは無い地味な日記ブログですが、ギタオタの隠れ家的なノリで今後ともよろしくお願いします。

 

 

 

今回はマイクプリアンプの紹介です。これももう買ってしばらく経ちますが、紹介してませんでした。

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有名な製品なのでわざわざ僕が書くような事も無いかもですが、せっかくなので主観のレビューでも・・・。

 

ARTから出ている真空管内蔵のプリアンプです。評判は良くも悪くも色々聞きますが、新品1万円を切り、中古5000円程で手に入る製品としては僕は十分コスパ良いと感じました。

基本のコントロールはインプットゲイン(左端ノブ)とアウトプットゲイン(右端ノブ)に、それらの間にブーストスイッチ(+20db)、ファンタム電源のオンオフ、位相反転スイッチになります。

詳細なEQ調整はありませんが、プリセットされた音色が16種類あり、中央のヴォインシングノブで選択できます。

なのでこれ単体でユーザー側での音の作り込みは出来ない不便さもありますが、人によって(環境によって)は迷いなくスピーディにセッティング出来るとも言えますね。ただこのプリセットも16種類あればその迷いも起こりますが。笑

 

あとはいかにもな見た目のメーターが付いてるのも男心をくすぐりますね。笑

 

ジャックは通常のフォンに加えて、XLR端子があります。

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やや注意点は見ての通りイン/アウトの位置が一般的な配置と逆なのでボードレイアウトには一癖あるかもですね。笑

 

サウンドは味付けが強いとも言われますが、アクティブピエゾのHistoryエレガットに使った場合にですが、それについて僕は嫌な印象はなく扱いやすいです。

確かにナチュラルというよりはちょっと丸め?なこってりした補正が働いてるかもです。

レビューとしては使用環境においても情報不足且つやや特殊かもですが、そもそもHistoryのエレガット用に買ったものですので現状他では試してません・・・。すいません。

単純にクリアさを要したいマイクとかだと、余計に感じる成分が付加されてしまうのかも知れませんね。デフォルトの真空管に起因するノイズも多いとの意見もあります。

ただ僕のエレガットがほぼエレキみたいなデザインのやつなので、用途的にもあまりアコースティックなエアーサウンドは重視しておらず、ナイロンサウンドでジャズ弾いたりする場合にこのプリアンプの補正は単音にコシが出たり、温かみが増す印象で悪く無いです。

 

ミキサーに繋いだ際に、先述した通り音色はプリセット選択のみなのでどこかしらの帯域を削りたい/増幅したい場合に、状況によってはすぐ対処できない事もあるので僕は保険として後段に別途EQペダルを置いてます。

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16種類のプリセットについては一応接続環境に応じての表記(VOCAL、GUITAR、BASS..等々)が添えられてますが、これはあまり真に受けずにちょっとした目安としてお好みで選べば良いと思います。

僕は''LIMIT''というプリセットが好みでよく使います。これは適度にコンプレッションが掛かるのでエレガットでリード弾く時に音にまとまりが出て弾きやすいです。

どのプリセットも大袈裟にEQが変わるといった印象はないので、細かい部分で調整掛けてる感じかも知れません。どれもまずまず無難に使える音で逆に迷いが出るかもしれません。笑

ひょっとしたらパッシブP.U.のアコギだったり接続する楽器によってはプリセット毎の変化が顕著に表れるのかもですが僕のエレガットだと劇的な差は感じませんでした。

この点はまた他に色々試したら改めて加筆したいと思います。

 

 

よく挙げられるノイズについてもホワイトノイズが乗るそうですが、スタジオ/ライブでPAミキサーに繋いだ際、こちらも特に気になりませんでしたね。

しっかり細かい音までモニターする録音やミックス作業なんかだと他製品より気になるのかも知れませんね。

これはデフォルトの中国製の真空管をローノイズなエレハモ製に替える改造が定番のようです。一応手元にエレハモ管はありますが、現状でノイズを気にしてませんのでこれもまたいずれ必要性を感じたら試してみます。

 

 

 

使った印象をそのまま書いた感じですが概ねこんな感じです。

電源はDCではなく''AC9V''なので、一般的なエフェクターも併用する場合に別でアダプターを用意する必要がある点も注意ですね。

 

定番製品でありながら結構好き嫌いの分かれるプリアンプのようですが、ハマる人にはコスパの良い製品だと思います。