今回は初の3in1ペダルを作ってみました。
中身は、Mad Professorの''Little Green Wonder''が二つ、エコープレックスプリアンプが一つの計三つの組み合わせとなっています。
LGWはどちらも全く同じ回路で使用部品も統一しました。エコープレックスの方は元より少しだけローを出すためにコンデンサの数値を上げています。
LGWはフットスイッチで独立操作出来ますが、エコープレックスだけはスペースの都合上、筐体側面のピンスイッチでオンオフする方式を採用し、ボリュームノブも側面に配置しました。
その為、足で切り替え出来ませんので、エコープレックスを使う場合は基本的に掛けっぱなしを想定してます。
オンオフ視認用LEDではエコープレックス側に緑を使ったのですが、予想に反して眩しすぎたのでテープで覆ってます。目潰しってレベルじゃなかった・・・。
青が一番眩しいと思ってたのでこれは意外でしたね。(今後、緑を使うときは抵抗値を上げないと・・・)
今回は中々に大変で手の進みが遅かったです。
基板組むだけならそれほどなのですが、組み込みにはかなり神経を使いました。
作業を進めるにつれて疲れてきて段々と当初の予定よりも雑になっていきましたね・・・笑
グランドの引き回しとか全体の配線をなるべく合理的にシュッと収めたくて色々と構想を練っていたのですが、いざ作り始めると思った感じにならず、中盤からはいつものライブ感で辻褄を合わせながらの組み込みです。
設計にある程度のノウハウがあれば先が見えててやる気も続くのですが、作りながらジャックやスイッチ諸々の位置を決めて配線していくので、その都度の確認作業が億劫ですね・・・。
でも、とりあえず音は問題なく出てますし、動作も大丈夫そうです。
配線がかなりワヤクチャなのでそれに起因するノイズの心配はありましたが、今のところは気になりません。
【追記】両側のLGWをオンにして極端なハイゲインにしてみたところ、発振するポイントがありました。
自分は使わない範囲のゲインなので大した問題ではありませんが、原因は気になりますので念のため単体のLGWと組み合わせて同様のテストをしてみたところ発振しませんでした。
やはり無理矢理一つの筐体に収めた事に起因するようです。
とはいえ無茶なゲインにしなければ同時掛けしても音が破綻せずイイ感じです。
エコープレックスもちょっとしたクリーン補正に丁度いいバランスですね。
(どちらも過去にレビューしてるのでここでは割愛します)
今回三つの回路を組み込みながら思ったのが、やっぱりこういうのはそれ用に基板レイアウトをデザインして、余計な引き回しを無くす工夫をしていかないとやってられないという事ですね。笑
ポン差しのハンダ付けで済むような設計じゃないと数こなすのは無理だなあと実感しました。
まあ、筐体を普通に大きくすれば作るのはラクにはなりますし、モノとしての信頼性も向上しますが、今回はどうしてもこのサイズに収めたかったので。笑
手間ですけど、自作の醍醐味ですね。