この曲を知っている人はそれなりにHR/HMのマニアだと思います。
Electric SunはScorpionsを脱退したウリ・ジョン・ロートが自分の音楽(趣味全振り)を追求するために結成したバンドで、アルバムを(確か)3枚ほどリリースしています。
この曲は2nd''Fire Wind''に収録されているバラードで、ギターソロの表現力とエモさが神懸かっていてお気に入りの一曲です。
本人の演奏が素晴らしすぎるので忠実にコピーするのは困難ですが、前々から弾いてみたくて、せっかくなのでオケも自前で用意しました。
歪みは自作のXotic Soul Drivenで、ワウはAMTのWH-1です。
(歪みはもっと本人寄りの音に適したものがあると思いますが、足元を組み替えるのが面倒だったのでそのままにしました)
本家音源。ソロは3:48~くらいからです。
ああ〜〜 ・・・エモ過ぎて涙が出るんじゃあ〜〜〜・・・
構成、フレーズ、ニュアンスどれもめちゃくちゃ良いソロなので、未聴の方は是非聴いてほしいです。
歌に関しては・・・まあ・・・笑
この頃のウリは普通にフェンダーのストラトだと思うので、僕もそうしましたがピックアップの出力的に中々伸びのいい音を作るのが難しく、ウリのようにダイナミック且つ繊細なリードが作れません。
組み換えが面倒でSoul Drivenを使ってますが、過去に色々な歪みで似せようと努力したことがあり、その時にはしっくりくる組み合わせが見つかりませんでした。
あと当時のウリの機材も調べてもよく分からないんですよね。
ジミヘンフリークなので、ストラト+ワウ+ファズ+マーシャルといった黄金の組み合わせかとは思いますが、手持ちの機材だとどうにも似せれませんでした。
このソロに関しては、フランジャー?のようなモジュレーションも掛かってるように聴こえます。
ウリガチ勢の人がいたら是非情報下さると嬉しいです。笑
余談ですが、ウリは僕のフェイバリットの一人で、Scorpions時代は勿論、このElectric Sunやその後のソロ名義でのクラシック曲カバーのアルバムなんかもよく聴いてました。
スカイギターを使う前の方がトーンもプレイも好きですね。
もう亡くなってしまいましたが、弟のジーノ・ロートも兄譲りのフレージングに、より正統派なハードロックを掛け合わせたギターで好きでした。
ZENOのアルバムはメロハーの名盤ですね。
この界隈だと、スカイギターの継承者ヘルゲ・エンゲルケなんかもいますね。超高音でピヨピヨした音を出す感じがウリっぽさあるんですよね・・・笑
Electric Sunなら最初に聴くアルバムは2nd''Fire Wind''をお勧めします。
全体的に曲のまとまりが良く、聴きやすく即効性の高いものが多いです。・・・とはいえ誇張解釈なジミヘンサウンドにヨーロピアンな影を混ぜて、部分的にオリエンタルさあるバンドって感じで聴く人を選びますが・・・笑(お察しの通りウリのボーカルが絶望的に酷いのでそれも聴く人を選びます)
とりあえずウリのギターワークは冴えまくってるのでそういう意味では聴き所満載です。
1stもかなり作り込まれているので、この世界観がハマる人にはどちらも名盤です。
こちらは1stからの曲です。