自作のパワーサプライです。
見ての通りで9v電池3つを個別に出力するものですが、全体のオンオフスイッチを取り付けています。
電池を使う利点は電源(アダプター)由来のノイズに無縁な事と、セッション等の転換でコンセントの確保にいちいち手間取らない事ですね。
転換あるあるですが、どれだけシンプルにまとめていてもコンセントが必要となると結構ゴチャつくんですよね。他の参加者に電源ケーブルを踏まれたりするリスクもあります。
他にも「歪みは電池の方が音が良い!」という意見も多く聞きます。・・・がこれは好みの問題でしょう。
逆に電池のデメリットとしては、裏蓋外しての交換が面倒だったり、オフ時でもインプットジャックにプラグが刺さっているだけでその間も少しずつ電池を消耗したりで、それらの管理が面倒というのが挙げられますよね。
使わない時はインプットを抜いておけばいいんですが、先頭のエフェクターはともかくボード内に組み込んでしまっている物は中々面倒です。
なのでサプライ側ですぐに電源遮断が出来るようにスイッチを付けてみました。
「三台程度なら手間込みでもエフェクターに電池入れてしまった方が・・・」とも思いましたが、やっぱりずっと繋ぎっぱなしで放置できるのはラクですし、昨今定番のミニペダルだとそもそも電池スペースが無いものも多いですしね。
DCジャック経由の外付けバッテリースナップもありですが、結局あれも取り外す手間はあります。
今回は配線など何かの図面をお手本にして作ったワケじゃないのですが、アイデア自体はよくあるバッテリーボックスで、その中でも一番簡単なモノだと思います。
電池スナップのプラス側の端子を3PDTスイッチで切り替える(浮かす)だけなので、これが信頼性という面ではどうなのかは分かりません。
※プラス側とマイナス側、浮かすならどちらが良いとかあるようでしたら教えて頂きたいです。
多分ちゃんとしたものならオンオフ用の回路にも別で電源を設ける作りになるんですかね?
ちなみに既製品だとこういうのがありました↓
こちらは国内ブランドのHARRY'S ENGINEERING(WEED)が手がけるブランドのものですが、似たようなのがVertexやKing Toneからも出てます。
これが欲しかったのですが、もう製造されていないようなので自分なりに自作したのが今回のものです。
正直コスト的には激安ですし配線も超シンプルですが、筐体の加工がめちゃくちゃ手間でこれは本当に専用の工具が無いとやってられないというレベルでした・・・笑
主な手間は電池が顔を出す大きめな穴の加工ですが、僕の場合はドリルで蜂の巣にした後、リーマーで広げてなるべく大まかな形を作り、その残りをペンチでもぎ取ったり、ヤスリで細かいラインを延々整えていきました。
結構な力仕事で途中で右手の指が痺れました。笑
正直、既製品が5000円程で手に入るなら素直に買った方が良いです。笑
(King Toneのは高過ぎだと思います)