前回からかなり空いてしまいましたが、僕が使ってるピックについて書いてみたいと思います。
(写りが暗すぎて分かりにくくなってしまった・・・)
実は僕はそれほどピックにこだわりなく弾いてきた人でして、元々はとりあえず家にあったFenderのミディアムでしばらく練習してたのですが、高校生くらいの頃にジムダンのJAZZ IIIに落ち着いて以降はずっとそれ一筋だったように思います。
勿論、全く他のピックに手をつけなかった訳では無いですが、それほど多くは試して無いですね。試したとしても出音の違いよりは演奏性ばかり注目してて、厚さや材質や音を気にし始めたのは割とここ数年になります。
で、今メインで手元にあるのが上記の写真のものです。
・Jim Dunlop JAZZ III MAX Grip
・Jim Dunlop JAZZ III EJ(エリック・ジョンソンモデル)
・Gravity Picks
・Jim Dunlop Prime Tone
・Jim Dunlop ULTEX(半透明と黒)
だいたいこんな感じ。
エレキを弾く場合は基本的にはJAZZ IIIの小ぶりなやつが好きです。
自分好みの演奏性と音を両立させようとすると、小ぶりで厚さは最低でも1mm以上は欲しくて、それなりの硬さがあるものが条件になってるようです。
で、前回のジプシーピックでも思ったのですが、厚さについて。
分厚いほど、ピッキングが楽だな、と。
ピックに詳しい人からしたら今更なのかもですが、やっぱり分厚いとその分の弦間が狭くなるので弦移動もめちゃくちゃ楽なんですよね。
更に必然的にピックは硬いものになるので弦に負けることも無くなるし・・・。
ただ、どうしても少しのアタックでも一定量出る印象があるので、強弱について幾らかの扱いづらさは否めないです。
以前、Gravity Pick(写真のオレンジのやつです)を店員に勧められて購入したのですが、これはいわゆるややお高い部類に入るピックでして、材質や加工の面で弾きやすく作られてるみたいです。
実際、ピッキングがかなり楽になったもののアクリルという性質からか、しなりが皆無なので弦に当てた時、というよりも触れただけでも「カツン」とした感触が強く、 自分にはどうしても強弱のつけにくさが気になったり、厚さ(3mm)ゆえに少し摘みにくい印象でした。個人的には親指の位置に薄くくぼみがあるともっと良かったなといった感じです。
なので、買ったものの殆ど使って無いです・・・。
結局、JAZZ IIIに戻って来てたのですが、最近同じJAZZ IIIでもULTEXはどうだろうと思って、半透明なやつと黒(2mm)の二つを買ってみました。
なんでもULTEX素材とかいうので出来てるらしく、某所のレビューでは鼈甲に似てるんだとか。まあ、鼈甲は僕はよく知りませんのでそれは置いとくとして、知り合いからの評判も良かったので試してみたところいい感じです。
半透明と黒、どちらもULTEXですが形状に違いがあり、半透明の方はMAX Gripと同じ、黒の方は中央がやや山になってて膨らみがあります。(厚さの違いのせいでしょうか?)
どちらも普通のJAZZ IIIよりはクリアでアタッキーな印象で、音の立ち上がりが良く感じます。悪く言えば少しうるさめかも。
あと、やはり立ち上がりの良さと引き換えにこれまた強弱の面で融通性がやや落ちてるようにも感じました。
とは言え黒の方は2mm厚ながらそれまで使ってたJAZZ IIIと弾き心地も大差なく、僅かながらピッキングも楽になった気がします。
ただ、厚さが増したにも関わらずなんか音が軽い?ような気も・・・。難しいところです。
でも、現状での印象は良いです。
エリック・ジョンソンモデルは基本的にはJAZZ IIIそのままなのですが、微妙にシェイプ(というか角度?)に違いはあるようで、表面もつや消し系の赤です。
これは結構好きで買いだめした事もあります。
演奏性に大きな特徴は感じませんが、出音はやや暴れが抑えられてると感じました。落ち着いた印象。強弱も付けやすいです。
この感じで2mm〜3mmのモデルが出てくれればありがたいのですが・・・。
そして、Prime Tone・・・これはジプシーギター用に買ったやつですが、厚さに加えて独特な形状でエッジが浅く、慣れが必要でした。
ただかなり太い音が出ますし、弦との滑りも良いので、ジャズギターには結構良いです。あと、エレガット弾くのにもそれなりに音の太さが維持出来て良いですね。
用途を割り切って使うには良い感じです。
と、こんな感じに僕が持ってるピックと主観での使用感諸々でした。
JAZZ IIIタイプでもう少し厚みがあって、高音がうるさくならない素材のものがあれば欲しいところです。
とは言え、音色に関しては当てる角度や位置で結構調整効くのでそっちをもっと鍛えた方が良いのかもですが・・・。