今更も今更な懐かしのディストーション。
旧型のHM-2(日本製)です。既に生産終了で現行はWAZAクラフトシリーズのみ。

晩年のショーン・レインが使ってたとかで前から気になってたのでした。
一般的によく知られるキャッチコピー(?)は
『 ス ウ ェ デ ィ ッ シ ュ ・ デ ス メ タ ル バ ン ド の チ ェ ー ン ソ ー ・ ト ー ン 』
らしいですが、残念ながらそっち方面はほぼ詳しくないです。
実はブルージーな方面でも使える音で実際にエリック・クラプトンやデビッド・ギルモアも使っていたという情報があるんですよね。
粒粗めながらサステインあるロック/ブルースリードもできます。
本業のメタル・サウンドとしては発売が83年とかなので当然懐かしめのそれです。
Van Halen以降のホットな感じでしょうか? (個人的にはVah Halen以降〜Pantera以前な雰囲気・・・)
回路的にはゲルマニウムクリッピングらしく、ゴリゴリのソリッドなメタルというよりはオーバードライブの延長にあるような少しルーズな質感ではあります。
しっかり歪むディストーションですが、これ単体だと現代の基準では物足りない場合もありそうなゲイン量ですね。
ちなみに後発のBOSSディストーションはデジタルに移行してる印象ですが、これはアナログです。
コントロールは、
・Level
・Dist
そして、H(ハイ)L(ロー)に分かれた、
・Color Mix
です。
まず思ったのがボリュームが小さめです。
セッティングにもよりますが、基本3時〜最大でちょうどイイです。
歪み量に関しては絞り切ってもそれなりに歪んじゃってる系ですね。
しかもゼロ位置から少し右に降ると途端にスイッチが入ったようにゲインが上がります。
そこからは大きな変化もなく、なだらかに密度が増していく印象。
そしてなによりEQ(Color Mix)の挙動のクセがめちゃくちゃ強い・・・。
どちらもびっくりするくらい極端なカーブを持っていて、ボンボンしたりカリカリしたり、グジャグジャしたり・・・、中々に強烈です。
とりあえずセンター位置にしとけばニュートラルな感じなので、そこから少しづつ微調整すれば分かりやすいですね。
ハイはカット方向ではかなり篭るのであまり下げれないと思います。
このEQの挙動を含み、基本となるキャラが強いので万能という感じではないですが、
メタル用途としてはしっかり歪んで音もまとまってくれるので使いやすいです。
クラプトン、ギルモアの使用も納得いく程度には意外と味がある音色で個人的には好きですね。
目的のショーンの音は意外とローゲイン設定の時が似ており、EQもハイ側をやや上げたほうがぽかったです。
本人の写真だとゲイン3時くらいになってますが、自分の環境だともっと抑えた方が似てます。
ちなみにアンプ側はクリーン設定なので、その上でHM-2もローゲインという感じです。
ていうかやっぱりショーンが上手いからこそ成立してる気もしますね・・・。
ちなみにHM-2は年代的に例外なくACA電源なので注意が必要です。
自分は一般的な9vが使えるようになる改造(隣接する2箇所をブリッジするだけ)をしました。
今となってはあえてこれを使う利点は薄いかもですが、WAZAシリーズが出ているので根強い人気があるんだと思います。
万能ではないですが、特有の良さがある歪みです。個人的にはミッドも調整できると、かなり汎用性が上がりそうに感じます。
BOSS ( ボス ) / HM-2W Heavy Metal WAZA CRAFT 
(現行のWAZAクラフトです。)