現在も闘病中のギタリスト、ジェイソン・ベッカーへのチャリティー的なコラボ動画です。
こういう企画はこれまでにも何度かありましたが、今回は女性ギタリストのニタ・ストラウスの呼びかけにより、
ジェイソンの楽曲を題材に多数のギタリスト達によるソロ回しが展開されています。
使用されたトラックはジェイソンが90年代にデビッド・リー・ロスのために書いたもので、
当時のデイブのバンドメンバーだった、マット・ビソネット、グレッグ・ビソネットと共にレコーディングされましたが採用されなかったそうです。
いわゆる没曲ですが、ジェイソン本人によるイントロリフやソロも聴けるのが嬉しいですね。(ベースとドラムは新たに再録)
参加ギタリスト達による個性豊かなソロが展開されてますが、個人的には元テスタメントのアレックス・スコルニックのソロ(4:30~)がまとまり良くて好きですね。
あと、メロディアスな表現においてやはりマーティが上手いなと思います。
ジェイソン本人のソロもジェイソン!って感じのニュアンスとフレージングですね。笑
ピッキングのパワー感みたいなのが、録音越しにも伝わってきます。
ジェイソンといえば、僕も大ファンなのでカコフォニーでの二枚やソロアルバム、未発表音源集、DLR時代とそれなりにCDを持ってますが、
今回の曲で久しぶりにジェイソンのフレーズを聴くとやっぱりかっこいいです。
クラシカルな速弾きに注目が行きがちなギタリストですが、ブルージーな側面やDLR時代のノリの良いハードロックな演奏、果ては理論的で幾何学的なアイデアを持っていたり、今聴いても素晴らしいです。