教室用に購入したギタースタンドです。
『杜の工房』というところで手作りされている木製スタンドで、パイン材を使った素朴な見た目と省スペースなサイズ感に惹かれました。
紹介しようと思って忘れてました!
実際に置いてみた図。
(注:自分で手を加えた箇所(後述)があるので本来の外観とは若干異なります)
購入したのは、エレキ用の3本立てサイズ。
エレキ用、アコギ用でホルダー同士の間隔が違い、アコギ用は広め。
それぞれ3本立て、5本立てを選べます。
僕の場合は、アコギも置くので本来はアコギ用を買うべきなんですが、他の方のレビューを見ると意外とエレキ用でも置けたそうなので、ひとまずはエレキ用を買ってみたら窮屈ながら確かにアコギも置けました。
ご覧の通りドレッドノートサイズなので、まあこれが置けるなら大体のモノが大丈夫だろという感じ。
このスタンドのいいところは絶妙に直立状態で置ける事。
この手のスタンドは奥側へ傾くような仕様が多く、壁ギリギリに設置したくてもネックが壁に干渉するので、結局壁から離してスペースに余裕をみる事になるんですよね。
手前に倒れるリスクは減るので、それはそれでいいんですけど、想定してたよりも場所取られて困った人もいるのではないでしょうか?(僕)
対して、このスタンドは見ての通りほぼ直立。
壁にベタ付けするくらい近づけてもネックが干渉しません。
直立だとギターが倒れないか不安にはなりますが、土台部分のホールドもしっかりしてるので、意外と手前へ倒れてくる心配も少なく、結構信頼性あります。
不安ならネックホルダー部分にサッと開閉可能なガードを増設してもよさそうですね。
まあでも普通に使うには問題無い範疇かと思います。
木製で軽量なので、揺れには強く無いですが、これも普通に使うには大丈夫でしょう。
何かしら引っ掛けたり、それなりに力が加わると倒れますけど、それは普通の三脚スタンドも同様かと。
といった具合に省スペースが強みですが、ゆえにギター同士の間隔は狭くなりがちなので、出し入れには注意が必要で、バタバタしてるとぶつけちゃうかも。
僕の場合、アコギだけは割れが出たらマズイので支柱にセリアのコーナーガードを貼り付けてます。
最後に、
以下は品質面でのちょっとした懸念点。
まず、ネックホルダー部分の保護について。
他の方も言及されてますが、ホルダーの溝の範囲には薄めのフェルトが貼られているだけなので、クッション的な厚さでいえばかなり心許ないです。
それも両面テープで貼り付けられているだけなので結構すぐ剥がれます。
フェルトなので、ほつれ?や毛羽立ちも出やすいですね。
このままでもネックに影響は無いですが、念のため追加のフェルトを上から貼り増して厚みを稼ぎつつ、剥がれの対策にもなるように両端まで範囲を広げました。
そのついでに軽く水で薄めた木工用ボンドを塗る事で毛羽立ちも抑えてます。(塗るのはあくまでフェルトの外周/輪郭部分だけ)
フェルトを採用しているのは、ラッカー塗装のギターに優しいのでありだと思います。
ちなみに土台部分も同じくフェルトでの保護になってますので、ギターを置く感触はゴツゴツしてます。
次に製造のムラ(?)
実はこのスタンドは数ヶ月程おいて2本目を注文したのですが、同じものを注文したにも関わらず寸法が1本目と違いました。
厳密には木部の切り出し寸法は同じですが、そのパーツの接合位置に違いがあり、この二台は同じにはなっていません。
右側の個体の方がホルダー自体が手前にあるので、左側よりも奥側に置く事でバランスを取ってます。
2枚目の写真の足元をよく見比べてもらうと位置関係がズレてるのが分かると思います。
性能に大きな差は無いですが、2台以上を綺麗にビシッと並べたい人には気持ち悪いかもですね。
正直、仕様変更なのか製造のムラなのかは分かりません。
気になった点はそれくらいですね。ハンドメイドゆえ多少のブレは仕方ないかもです。
この会社はギターグッズ特化という訳ではなく、アウトドア製品だったり木製スタンド全般で展開されているようなので、ギタースタンドについての設計ノウハウや実用上のフィードバックをどれほどお持ちかは分からない(失礼!)ですが、僕的には使い勝手が良くて大変気に入ってます。
ご覧の通りリピート購入済みなので。笑
意外とこのサイズ感のスタンドは無いので、コンパクトにまとめたい方にはオススメします。