Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

フレットサイドの処理。

僕はギターを手に取ったら真っ先に確認する部分があります。

 

それはフレットサイド。

 

フレットエッジって言ったりもしますね。

要はフレットの端の仕上がり具合なのですが、安いギターは安いなりに仕上げが雑で酷いものだと指に刺さって怪我しそうなものまで。

実用上の問題が無いミドルクラスのギターでも『もうちょっと滑らかになるまで仕上げ追い込んでくれないか?』ってのも見かけます。

 

そんな感じで常々気になるので、楽器屋ではギターを手にとって試奏とまではいかずともフレットサイドは絶対に確認してます。

なんでそんなに気にするのかと言われると、まあ演奏上での触り心地が気になるからですが、

サイドの処理はそのギター自体の作りの品質に直結してると思えて仕方ないので、

トータルのデキを判断する意味でも優先的にフレットを確認しがちです。

いわゆるハイエンドなギターはほぼ確実に綺麗なので、あまり不安視しませんが、

ミドルクラスくらいまでのギターは中々油断ならない事が多いです。

 

て、なんか急に語り出してますが・・・、

 

実は最近入り用でリサイクルショップとか楽器店で手頃そうなギターを見てまわってたんですよね。

メーカーや製造国、年式、価格帯により様々ですが、僕が見たものだとESP傘下のブランドは安価なラインナップでも結構フレットサイドの処理に気をつかってる印象で、

例えばGrassrootsやEdwardsは製造自体は中国になりますが、品質管理がちゃんとしてるのか他社の同価格帯のものよりサイドが綺麗に見えます。

 

あとはアコギなんかでも、リサイクルコーナーとかにジャンクで転がってるような70年代くらいの国産ものとか見てみると意外と丁寧だったり。(本当に無名っぽいやつでもしっかりしてた)

昨今、安いギターでもスペックが優秀だったり、一見は綺麗に作られてるものが増えている傾向にあるので、

製造面では昔よりも技術力やノウハウが向上してるのだと思うのですが、なんとなくフレットサイドの処理はそういったノウハウとはまた違う部分にある気がするというか、

手間暇掛けてる感の差が出る印象です。

 

僕としてはサイドの手触りが良いとそのギター全体への安心感が増す傾向にあるので、

そこが購入の決め手になる事や、逆に『このギターかなり良いのにサイドの処理がな〜・・・』って思うこともしばしば。

 

 

オチなし。