前回のジェイソン・ベッカーの記事で少し触れたアレックス・スコルニックについて・・・。
まあ、メタル界隈では有名なギタリストなので何を今更という内容にはなりますが、個人的な感想も交えて書いてみます。
ちなみに僕は全然スコルニックガチ勢では無いので予めご了承下さい。
Alex Skolnick(アレックス・スコルニック)は80年代からテスタメントというスラッシュメタル・バンドで活躍したゴリゴリのメタルギタリストですが、
なんとバンド脱退後はジャズも演奏してます。
僕はそれなりにメタルは聴くものの、テスタメントは通らなかったので時系列的には完全に逆でジャズのスコルニック→テスタメントをチェック、という具合でした。
まあ、スラッシュ系自体あまり聴いてなくて、メタリカ、メガデス、パンテラ辺りくらいの知識ですね・・・(クソニワカ)
スコルニックのジャズは一般的なジャズスタンダードではなく、そのキャリアを活かしてメタル楽曲をアレンジする事で展開してるようです。
こちらはメタル楽曲をジャズアレンジした1stアルバムから
オジーの''Goodbye To Romance''を・・・。
こんな感じでアレンジアルバムを出してます。(ちょっとドラムの主張というか解釈に疑問が生じるのは俺だけか・・・?)
ありそうでなかった切り口ですが音楽界隈からの評価は良かったようですね。
スコルニックのジャズスタイルはややメセニー以降の世代寄りのフィールに感じます。
こちらは2ndアルバムからトリオでのオリジナル曲。アルバムの仕上がりとしては2ndの方が良いと個人的には思います。
ジューダス・プリーストの名曲、''Electric Eye''のカバー。
ちなみに完全に憶測ですが、ガスリーの''Seventh Heaven''はこれをパクってるんじゃないか?なんて思ってます。笑
・・・と、こんな感じに4~5枚程のソロアルバムをリリースしてます。
スコルニックはテスタメント脱退時点でどう若く見積もっても20歳半ば程だと思うのですが、ジャズを勉強するために大学まで行ったそうで努力家なんだな〜という印象があります。
元々テスタメントの時点でテクニカルなプレイヤーだったようですが、長年培ってきたスタイルから外れて学び直すのは中々大変に思いますし、ちゃんとそれを活かした音楽作品をリリース出来ているのも凄いと思います。
僕は音楽に対して探究心がある人が好きなのでスコルニックの姿勢にはグッとくるものがあります。
ロック畑の人が他ジャンルから学ぶ事は珍しくないですが、スラッシュメタルからジャズへ転向するのは超レアケースだと思います。笑
他にいたら是非教えて欲しいですね。
テスタメントのデビューアルバム。
めちゃくちゃクオリティが高いです。・・・が、あからさまにメタリカを意識してそうな雰囲気がプンプンします。笑