今回は便利グッズ的なやつです。
''Pitch-Key PK-01''という製品で、ヘッドに取りつけたホイールネジを軽く回すだけで弦1本のチューニングを1音上げ下げ出来ます。
構造はとてもシンプルで、本体のフックにヘッド側の弦を一本を引っ掛けておき、ホイールの回転でそのフックを上下させてテンションを変える事でチューニングを変えます。
要するにヘッドの弦を指で押してベンドするテクニックをホイールで行い、その音程差がきっちり1音分確保されてるようなもんです。
一応はドロップD(6弦1音下げ)に使うのがメインではありますが、メーカーの説明だと他の弦にも有用で、例えば変則チューニングを多用しがちな人は複数取り付けてプリセットチューニングも出来ますよ、との事。
あくまでテンションを変えるだけなので、レギュラーチューニングの状態でセットすればホイールを締め上げた状態で逆に「1音上げ」にも出来るという製品です。(5、6弦ではテンションの関係で非推奨となってます)
僕はドロップDのために買ってみました。
きっちりチューニングも変わりますし、その後のピッチの安定感もちゃんとしてます。取り付けてすぐは不安定で「大丈夫かこれ」って感じでしたがしばらく弾きながら調整してると安定してきます。
ホイールのトルクもサッと回せる感じなので、曲間で急に変える必要がある場合にも無難に対応出来ると思います。
セッティング後のピッチ調整はホイールにあるレンチ穴で行う、と説明ありますがその状態でもペグは使用出来ます。チューニングの安定にはレンチ部分で細かに調整する方がいいのかもですね。
レンチは付属してます。
取り付けの際に弦は結構緩めた方がやりやすいです。あとピッチ変更する弦と別で器具本体を支える為に隣の弦にも固定用フックを引っ掛ける必要があるのでヘッドスペースと弦の並びは事前に注意しておいた方がいいと思います。
例えば3弦か4弦につけたい人はその隣の弦にも固定フックが干渉するので、3弦に対して4弦に引っ掛ける(またはその逆の)場合、アコギのようにペグがナット中央から両サイドに分かれてるギターだと間隔が広くて届きにくいとかあるかも。
それなら届く方の弦につければ解決ですが、一つだけならまだしも複数取り付けの場合は他の弦も埋まっちゃいますし、ゴテゴテするのでそれぞれ取り付ける位置にも気をつかいますので結果、取り付けが現実的ではないという状況にもなるかもです。(まあ、ほんと稀なケースかと思いますが一応・・・)
公式のデモ。
僕は一般的なテレキャスで使ってますが、トレモロシステムのギターでも精度は悪くないようで概ねレビューでの印象は良さげ。
なにより「無改造」で使える手軽さがいいですね。値段は3000円ほどです。
お次はこれ。''String Stretch''という弦を伸ばすための製品ですね。張りたての弦はいつも手で引っ張ったりしてましたが、これは弦をフックに掛けた状態で持ち手の部分を掴み、そのままグイーっと満遍なく弦全体に滑らせるだけでラクにムラ無く伸ばせます。指先への負担が減りますね。
ちゃんと伸ばせました。すごい。
〜 お わ り 〜