Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

Fabrizio Leoの新譜、''Mr.Malusardi''

お久しぶりです。これからまたぼちぼち更新していこうと思います。

今回はイタリアのテクニカル・メタル、フュージョン系プレイヤーのFabrizio Leoの新譜を購入したのでその感想です。
この手のCDを買うのはThe Aristocrats以来ですね。最近は中々に好みのやつが見つからなくて困ってましたが、地味にFabrizio Leoが新作出してたっていう。
マニアックなインスト好きには結構期待されてるプレイヤーじゃないでしょうか? 1stの''Cutaway''に続き二作目になります。

まず、全体的なクオリティは楽曲、演奏共に高いですね。柔軟でシャープかつ粘りのあるギターサウンドも個人的には○。
演奏スタイルはAlessandro BenvenutiやMassimo IzzizzariやGreg Howeと若干似たテクニカル系です。最近注目が集まるイタリア勢のあるあるパターンです。
1stでも完成度の高さを見せていましたが本作でも相変わらずですね。曲調としても特に大きな変化は無いですが、ややロックらしさが前面に出て来た感じですかね。
全曲がFabrizio Leoの作曲で一部のベースにStuart Hamm、キーボード/アレンジにAlex Argentoが参加しています。
タイトル曲の''Mr.Malusardi''は本人の演奏動画があがってるやつですね。かっこいいです。

Fabrizio Leo / Mr.Malsarudi


今回のアルバムも基本的にはロックサウンドに少し賢いフュージョン的なアプローチやプログレッシブなキメが入ったりする感じで曲毎のテーマもハッキリしていますし、それらを歌わすテクニックも抜群なのでとても聴きやすいと思いました。
バラードも入ってますし、これはかなりの完成度ですね。前作が好きな人は間違いなく気に入るんじゃないでしょうか。


それにしても今年はガスリー、ガーズドの他にレオまでもアルバム出してくれてインストファンには嬉しいですね。Chris Brooksも先日新譜出しましたし。