Joyoのディストーションです。中古で格安購入。
Joyo製品はそもそもが安いので中古だとかなりお手頃ですね。
登場から十年以上は経ってる気がするので今更というか世間的によく知られてるペダルだと思いますが、改めてこちらMI Audio ''Crunch Box Distortion''のコピー品です。
元々''Crunch Distortion''として本家同様3ノブのモデルが出てましたが、このDeluxeは内部トリマーを表面に出した4ノブへとアップデートされたモデルです。
Crunch Boxは自作したばかりですが、既製品の音も気になるので購入しました。
(とはいえこれまたコピー製品なので本家の音を知れる訳ではないですが・・・)
実はJoyo製品を買うのは初めてです。自分でも意外や意外。
Joyoは登場し始めた初期から知ってますが、イマイチ買う気になれず後続のMooerの方をよく買ってました。
塗装の質感から写真だとプラ筐体っぽく見えますが、ちゃんとアルミダイキャストでしっかり堅牢な作り。
部品周りのコストカットは入ってると思いますが、想像よりもチープさは無いです。
ただ、バイパススイッチの感触になんとなく不安を煽る独特さがあるので真っ先にここが壊れそうだな、とも感じました・・・が、中古なので元からこうかは不明です。
音に関しては、評判通りの良質なディストーションです。
ある程度のロー感が確保されたしっかり芯のある歪みでゲインも十分。音色は概ね自作したものと同じ傾向でした。
ただ、自作品よりもJoyoのが最大ゲインが高く、Joyoを10としたら自作品は7~8くらいが限界で結構な差です。
最大付近で使わなければあまり気になりませんが、それでも全体的な歪みノリやちょっとしたコンプ感にも関わってきます。
ある意味で自作品の方が立体感のある音には感じますが、ロックにジャーーっと弾くならJoyoのが相性が良く、加えてローがスッキリしていてエッジの効いた音が作りやすいです。
こう比較するとなんていうか自作品はもう一歩クリップ仕切ってない?ような手応えで、自作記事にも『もう少しゲインが欲しい人はいそう』って書きましたが、まさにその不足分がJoyoとの差に感じます。(本家を弾いてみたい)
基板は完全に表面実装のチップ部品で構成されており、僕には読み取ることができませんが、目視出来た部分でいえば下記の通り変更があります。
オペアンプ:LM833 → JRC4580
ボリュームポット:B100k → A10k
電解コンデンサ:100μF → 47μF
それ以外にも調整されてるかもですが不明。海外フォーラムでも回路のトレースまではされておらず、意見交換程度でした。
結局のところ本家を弾いてないので正解が分からずにいますが、このJoyoも良い音です。
新品で5000円切るくらいですが、安ペダルが増えた今でもかなりコスパが良いので手頃なディストーションを探してる人にオススメできます。