Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

Maxz Pedals ''Hi Gain Monster''が届きました。

今日届きました。以前から言ってたタイのメーカー、Maxz Pedalsのディストーションです。
注文完了からだいたい2週間足らずで到着しました。製作期間も含めてなので結構早いと思います。

現行品はこれより大きい個体のモノが採用されているそうですが、
小さいほうで作ってほしいと頼んだらやってくれました。








コントロールは左から順にVol-H(Heavy)、Vol-C(Crunch)、Tone、Midスイッチ、Heavy Gain、Crunch Gainです。奥にもスイッチがニつあります。
まず、ニつずつあるVolとGainですが、これは各chに割り当てられたコントロールになっていて、HeavyとCrunch2chでそれぞれ独立して音量、歪みを設定できます。Toneと各スイッチは共通です。
フットスイッチは左がオン、オフ。右がch切り替えになっていて、LEDは赤がHeavy、青はCrunchと区別されています。

Gainノブは「クランチch時のみヘヴィ側のノブも干渉する」ようになっているのが少し特殊かもしれません。要するに二つのゲインノブで歪みを作る事になる感じですね。
回路の構造上こうせざるをえないのか、意図したものなのかは分かりません。なのでクランチchとは言っても結構歪ませる事ができます。悪く言えば、Heavy側でゲイン高めに設定していると、Crunchに切り替えても干渉して結構歪んでしまう、という仕様になります。
でも単純にHeavy側のゲイン量になる訳ではなく、ちゃんと抑えられているので、キャラの住み分けは出来ています。・・・じゃないとプリセットできないですね。
逆にHeavy側は本当にHeavy Gainのみで、Crunch Gainは干渉してきません。


中央のスイッチは3wayのMidブーストになっていて、それぞれ帯域毎のブーストが可能です。

奥面のスイッチです。左からBright、Voiceです。これも3wayになっています。
Brightは高域の出方、Voiceは恐らく全体的な音色に影響してそうです。一応、解説書は付属していますが、各コントロールの具体的な動作については一切書かれていないので、僕も大まかに聴いた感じでしか判断できないです。すいません。
しかし、スイッチを三つも搭載していて、更にそれぞれが3wayなのでかなりのサウンドバリエーションだと言えます。
正直言ってこれは操作に迷います。今は色々と組み合わせて試している段階です。

肝心の音は普通にディストーションですね。名前からしてもっとゴリゴリしたものを想像していましたが、本当に平凡なハイゲインです。
強いて特徴を挙げるなら低域の出方ですかね。結構太めのローです。それほどタイトなものでは無いです。
中、高域に関してはスイッチでいろいろ変化するので何とも言えませんが、特別耳につく感じは無いと思います。
又、ミッドスイッチはブーストのみでカットが無いのでペダル側でドンシャリにしたりはできません。
ゲインはかなり歪みますね。あまり上げると輪郭が無くなりますが、低域が潰れる事は無いです。
Heavy chに関してはメタルに特化して考えるならかなり良い線いってます。
Crunch chは名前が悪いというか、構造的にはHeavy chのゲイン量が少ないだけらしいので、世間で言われる様なクランチは出ません。
加えてローがファットなのでハイゲインペダルでゲイン落とした時にありがちなペナペナ感は否めません。ジャキっとさせるのは難しいです。【追記】バッファを通したらかなり改善されました。
どうしてもメタル的な傾向があるので、Van HalenみたいなR&R的でドライヴィングなハードロックとかには使いにくいですね。
控えめに使ってもVan HalenよりはRattDokkenっていう感じです。やっぱりメタルディストーションだと思います。
けど、丸めでスムースなリードトーンは作れますし、アンプやEQの兼ね合いでもっと幅広く使えるとは思います。

トゥルーバイパスで、電源は9-18v対応です。電池は使用できませんでした。
値段は145ドルに送料15ドルです。

【追記】Lovepadal Superleadと同じく、これもバッファを通して鳴らすとローがタイトになり、かなりエッジの利いたサウンドに激変しました。
僕は断然バッファ使用派です。