結構今更ですが、SubdecayのODです。去年、購入した在庫処分の投げ売りのやつです。新品ですが中古より安いという破格でした。
長期在庫なのでヴァージョン的には現行品のひとつ前のデザインですね。見た目やコントロールの名称が違ってますが、多分、音や動作に大きな変化は無いと思います。
ブティック系によくある気まぐれ仕様変更かと。
JFET回路ベースの歪みです。ツマミはLevelとなんとDriveが二つ(!)
Levelは普通に音量の調整ですが、二つあるDriveはそれぞれ違った働き(というよりは持ち上がる帯域が違う)をします。
公式の説明によると、上部のDriveは全体的に、下部のDriveは中・高域を中心に歪むそうです。なかなか個性的です。
ちなみに下部Driveはツマミを回した際にゾリゾリしたノイズが入りますが、おそらく仕様ですね。
サウンド的にはミドルゲインのODです。JFETだからか、やや暖かく柔らかい感触の歪みです。中々にファットで味のあるドライブ感。
単体で使うよりも、アンプの歪みを軽くプッシュするのに適してますね。少し柔らかさを伴うので、クリーンに張りと艶を足すような用途にはそれ程マッチしないかもです。
とは言っても手元の追従性には優れているので使えなくはないですが・・・。まあ音の趣向の問題でしょうか。
Driveをフルにすると割れたようなブーミーな歪み方をします。優等生タイプじゃないです。
トーン等のEQ類は無いですが、筐体内部にミニスイッチがあり(写真参照)、トレブル、ベースから選んでブーストできます。
僕的には高域が足りなく感じたのでトレブルオンにして使ってます。効き的には補正程度ですね。音量がデカくなると印象変わるかもですが。
基本的には今ある音に+α(それもピンポイントで)加えるためのペダルに思います。好きな人はなんだかんだで繋ぎたくなるタイプの音です。