Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

YAMAHAのインターネットセッションツール、''Netduetto''

前から話題になっているセッションツール、Netduettoを今更ながら初めてやってみました。
検索すれば機能等の詳しい情報はいくらでも出てくるのでその辺は省いて、簡単な説明と僕の感想を書きたいと思います。
ただ一応、このソフトが何なのかと言うと、フリーのセッションツールでこれがあればネット回線を通じてユーザー同士でジャムセッションができるというものなんですね。
この手のものは既にninjamというソフトが存在していて、これは回線を利用する以上、どうしてもリアルタイムに合わせる事は無理だと思われていました。
しかし、Netduettoはその問題を解消した驚きのツールです。
厳密には完全なリアルタイムでは無いそうですが、実際に使ってみてとてもいい感じでした。

僕は以前までは当然、ninjamを使っていました。これはこれでとても画期的なものだったのですが、やはりちゃんと演奏するとなると色々な問題が生じてくるわけですね。
ninjamは性質上、こっちの演奏が1ループ送れて相手に届きます。

例えば、BPM120の4小節(1ループ)で繰り返すことを設定したとして、Aさんがその4小節間ソロを弾きます。
するとそれがBさん側には4小節ズレて・・・要するにBさん側の5小節目(2ループ目)からAさんのさっきの1ループ目のソロが聴こえてくる訳です。
これは結果的にどんどん互いの後を追うカタチになります。
しかし、ninjamはキッチリと相手側のループのアタマに合うように届けるので一応はまとまるわけですね。
もちろん、BPMも全ユーザー共通して同じ設定になっていますし、メトロノームもついていて拍数も画面に表示されてます。
だからバッキングする人はちゃんと設定した小節数を守らないとグチャグチャにズレていきます。

で、Netduettoに戻りますが・・・w
この問題が解消されたのはかなり大きいです。これならソロの交代もスムーズに行えますし、小節数に縛られたコード進行じゃなくても合わせられます。
丸々一曲の演奏も可能。本当に凄いと思います。
そして実際の使用感ですが、普通に遊べます。設定次第では音質もそれなりに保てますし、レイテンシーも気になりません。
チャットも常備されてるのでユーザー同士、文のやりとりも出来ますし、wavの音源まで鳴らせます。
ただいくつかの不満点はあります。
現時点ではセッションルームを誰かが立てて、そこに人が集まるという方法なのですが、指定されたルーム名を検索かけない駄目なんですよ。
ルーム名は立てるユーザーによって様々なので、ある程度事前にルーム名を多人数に知らせる、又は知っておく必要があります。
ジャンル毎に「ブルース」、「ジャズ」とか無難なルーム名を付けていれば何となく自力で嗅ぎ付けてくれるユーザーもいるとは思いますが。
ルーム名のテンプレも一覧も無いのでこれは不便・・・。
2ちゃんねるではNetduetto用のスレもあり、セッションしたい人はそこにルーム名を書き込んで人を集めてたりします。
公式サイトにもこういう場を設けるなり是非、改善してほしいです。
突然接続を切られる事もしばしば。因みに無線でなく有線推奨です。
そしてmac非対応・・・。

まあまだ試作段階なのでいくつかの問題は仕方ないですし、今でも充分遊べます。
興味ある方は是非。 僕も暇な時はログインしてます(笑)


公式ダウンロードページ

http://www.y2lab.com/jp/technology/netduetto_download.html