Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

Analog.Man ''Clone Chorus''


歪み以外の事を書くのは久々です。
ブティック系コーラスの中でも評価の高いやつです。
3、4年前の円高の時に個人輸入しました。

思えばこの時期辺りからPaypalを知って輸入していろいろ集め始めたんだっけか・・・。
国内だと馬鹿らしくなる価格設定ですが、本国では230ドル程度。安くは無いものの音や性能に見合った値段だと思います。



僕はドル80円くらいの時に輸入したので確か23000円くらいで買えました。

歪みは今でもちょくちょく新しいものや気になるものを見つけては試してますが、コーラスに関してはもうずっとこれ使ってます。サブボード用に代用出来る安物を揃えたりはしてますが、メインはこれ。

故・カート・コバーンの愛機でも知られるエレハモのヴィンテージの''Small Clone''を再現し、品質改善、時代のニーズに合わせた改良を施したのが本機の特徴です。
具体的には、電源を一般的なセンターマイナス9v、デプスコントロールを二点スイッチから連続可変ノブに、そしてトゥルーバイパスへ変更されてます。
直販だと注文時にその他のオプション(有料)を加える事も可能です。


サウンド的にはいかにもアナログといった感じの暖かみのある掛かりが特徴です。ノイズも少なく、変に耳につく帯域が増したりする事もありません。
かなり気持ちのいい掛かり方をしてくれます。以前、レビューした事もありますが、本家エレハモのNeo Clone(Small Cloneの後継機)は傾向こそ似てるものの出音がブライトになったり、ノイズが乗りやすいです。
それに比べてClone Chorusは落ち着いた感じの音色で高域の処理も見事です。オン時に不自然に音量が持ち上がる事もありません。
Speed、Depthノブの可変も非常に音楽的で癖が無く扱いやすいです。Speedを上げ目にしてオルガン風の音を出すのがお気に入りです。

欲を言えば、サイズがやや大きいので普通のMXRサイズなら完璧ですね。一応、同じ回路でダウンサイジングされたものも作ってくれます。
ただ、僕は表面のデザインは大きい方のが好きなので今のサイズでも満足はしてます。