前回、紹介した''Little Brute Drive(LBD)''に続き同社のディストーションです。発売自体はかなり前のものになりますね。
メインの歪み+ブーストスイッチというタイプの最近ではよくある歪みです。
メイン側にVolume、Tone、Gainのお決まりのコントロールに加えてそれらがオンの時のみに掛かるブーストはスイッチのみという仕様。なのでブーストスイッチの単独掛けはできません。
ちなみに僕のは見ての通り、通常仕様とは異なり、エリック・ゲイルズ(かのエリック・''ゲイル''とは全くの別人)のシグネチャーになります。とは言っても表面の塗装等の処理が違うだけでサウンドは通常版と同じです。
限定生産で数年前に発売されたモデルですが、なんだかんだ在庫見つかりますね。
LBDはかなり良かったのですが、コントロールがゲインのみという仕様だったのでライブでやはりシビアな場面が多かったです。内部トリマーはどうしても不便ですね・・・。
そういう理由でBrute Drive(以下BD)を買いました。
サウンド的にはLBDと同じ傾向にあり、コンプ感の薄い粗めでダーティな歪みです。ただLBDのほうが反応性がよく感じるのは気のせいですかね?
【追記】比較しましたが気のせいどころか結構差がありました。
BDはトーン最大にしてもLBDのようなクランチが出しにくいように感じました。LBDから乗り換えて(逆もまた然り)サウンド面で大げさにガッカリすることは無いと思いますが、単純に最大ゲインはLBDの方が高く、そしてよりオープンなサウンドですね。
BDはローがガッツリ出るので、かなりコシのある音ですが、僕的には出過ぎですね。もうちょい抑えられてると完璧でした。
ゲイン量は結構歪みますが、レガートとかでラクできるタイプでは無いです。
ブーストスイッチは歪みや音量の増加というよりはミッドブーストになっています。ブースト量は内部のトリマーで調整できます。
ミドルが持ち上がるので相対的に音量や歪みも上がりますね。音が肉厚になり、よりコシが出ます。
粒の粗いファジーなディストーションって感じですね。滑らかなタイプではなく、結構ザックリとアタッキーに響きます。ただ設定次第ではわりとダークな一面もあるので中々独特な音な印象です。
僕的には好きな歪みです。
オマケでピックとエリック・ゲイルズの曲をダウンロードできるアクセス権がついてきます。
通常モデルですが、エリック・ゲイルズが弾いてます。ちなみに彼はレフティーですが、右利きギターをそのまま逆さで構えて(弦もそのまま)左で弾くスタイルです。