Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

ジェイソン・ベッカーの映画を見ました。

今月の頭にですが、ジェイソン・ベッカーのドキュメンタリー映画、''Not Dead Yet''を見てきました。

前にもこういう映画が放映されますという事で簡単な紹介はさせてもらってたやつですね。僕は映画館に足を運ぶ事は普段無いので、おそらく中学生の頃以来ですかね・・・。(友達と攻殻機動隊イノセンス見に行ったのが最後ですw)

ジェイソンの生い立ちからデビュー、そしてALSという病に冒されるまでの経緯とそこから現在に至るまでの彼の人生や考え方を綴った映画で、テーマこそは重たいものですが決してネガティブな内容では無かったです。
あくまでドキュメンタリーなので、演奏映像は結構控えめで、いくつか古いライブ映像も合間に差し込まれはしますが、断片的なものです。
ジェイソン本人は現在は会話できる状態ではないので、彼の家族がナレーションするカタチで映画は進行していきます。
勿論、彼をよく知る著名アーティストや友人、音楽業界の方々のコメントも沢山あります。

大きな波のある内容では無いですが、シリアスな部分とジョーク混じりな部分のバランスも良いですし、無駄な部分が無いのでだれる事無く見れました。
なにより彼のファンなら興味深いシーンが多いですし、特にギターを弾き始めた頃やそこからの上達ぶり、普段の彼のギターへの執着等、天才と呼ばれるなりに努力があったんだなーと思わされました。

ALS発症してからの流れは見ていてツライ映像も多いですが、現在の元気な姿が映ると安心しますし、彼を慕い、応援するミュージシャン達との実際の交流を見てると暖かい気持ちになれます。
体は動かなくてもまだ音楽を続けるというジェイソンの意志の強さに音楽をやってる人間ならどこかしら心動かされる映画ですね。



上映期間は短いので、もう終ってしまったかも知れませんが、とても良い映画でした。