巷で話題のTCのクリップチューナーです。
ペダルタイプの定番チューナー、''Polytune''をクリップタイプにしたモデルになります。
クリップなのにポリフォニックチューニング(全弦同時チューニング)が可能な辺り流石のTCと言わざるを得ないですね・・・。
更にはストロボモードを搭載しており、より高精度なチューニングが可能となっています。
まず精度ですが文句無し。というかストロボモードに至っては誤差±0.02セントの精度でして、これは高精度で有名なSonic Reserchのストロボペダルチューナーと同等です。
なので数値上で見ればそこいらのペダルチューナーより正確と言えます。ちなみにPolytune2のストロボモードは±0.1セントです。
現状で最強のクリップチューナーと言っても差し支えないかと・・・。
モードはギター以外にベースにも対応。更にはドロップチューニングモードに加え、カポチューニングモードもあり、1〜7カポまで対応しています。
勿論、基準ピッチの変更も可能でA4=435〜445Hzの範囲で設定可能です。
ディスプレイもハッキリと見やすくライブ中の視認性もいいです。更にクリップをどの向きに付けても天地を自動で判別して正しい向きで表示されます。ハイテク過ぎやろ!
つってもこの判別だけ少し曖昧で取り付け方によっては中々向きが合わない事も・・・笑
説明書だけやや不親切なのが勿体無いですかね。一応、大まかに僕のほうで操作方法をまとめておきます。
モード変更に使用するスイッチはこの二つ。
・写真で見て左側を押す度にデフォルトのEから順次ドロップチューニング(Eb,D,Db,C,B)、7カポまでモードが切り替わります。
・右側はポリフォニックモードとストロボモードの二択切り替え。更に長押しする度にギターモード、ベースモードと交互に切り替わります。尚、ベースにもポリ、ストロボモードが使えます。
・二つのスイッチを同時に押すとリファレンスピッチの設定。デフォルトは440です。写真の向きだと左スイッチでプラス、右スイッチでマイナス。
電源は手動の他、3分経つと自動でオフになります。
かなり至れり尽くせりなチューナーです。その分、値段もそこそこなので紛失した時のダメージが大きいですが値段分の価値はあります。
ただ・・・・あえて言うならですが既に他の安いクリップチューナーで不都合無い人は無理に買い替える必要も無いかなとも思いました。
実際、僕もこれを買うまではKORGの安いやつでもそれほど問題なくリハとかライブやってましたし、僕以外にもそういう方々はいると思います。
勿論、使える時はペダルタイプを使いますが・・・。
極端な言い方になるかもですが、このTCクリップはどうしてもボードからペダルチューナーを除けてスペースを空けたい人にもいいかもですね。
僕はTC信者なので買わずにはいられなかったです。