Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

エレキ弦のあれこれ。

唐突ですが、書く事ないので僕が使ってる&使ってた弦のインプレッションなんかを・・・。(ていうか弦については書いた事まだ無いですよね・・・? 無いよな・・・??)


※個人の感想です。効果には個人差があります。



今ほとんどのメインで張ってるのが'DR''というメーカーの10-46のTite-Fitという弦。
知り合いに勧められて試したところとても良くてずっと使ってます。
張った時の全体のまとまりがしっかりしてる感じで、ビシッとした張り心地。お値段も他よりはわずかに高いですが、それだけになんとなく「あ、品質高そう」って雰囲気の弦です。
弾いてみるとフィンガリングに対して変に弦が負ける事がなく、その上でベンドの時にはしなってくれる不思議な手応え。大げさな表現ですが引っ張った分伸びるけど、離すとバシッと戻るような・・。
僕はフレット高めのギターを使う事が多いのであまり弦が柔らかいと手元が落ち着かないのが気になりがちでした。単純にゲージを上げたりもしましたが、それだと音の感じ諸々変わりますし、結局はトータルでみると10-46がベストかな・・・と妥協しながらダダリオの10-46でしばらく落ち着いてました。
比較的ダダリオも良かったですが、DRはちゃんと10-46の良さがありつつも絶妙なテンション感の確保がされている感じで、完璧ならずとも悩みをかなり解消できてます。さらに数ヶ月前にTUNEテレキャスのフレットを擦り合わせで少し低くした事もあり、だいぶ手元のストレスは減りました。
実際硬めなのかもしれませんがよく言われるエリクサーの硬さとはまた違う感じで先に書いた通り、しなりは悪く無いので張りのキツさに困ることは無いですね。
ガツンとピッキング出来る感じで鳴りもパワフルですし、現状では一番好きな弦です。持ちも良いと思います。

それと並行して状況によって使ってるのがエリクサーとロトサウンドです。

まずエリクサーについては言うまでもなく長寿命な点。使用頻度の低いギターには大体これ張ってます。以前、手汗や湿気による手元の滑りの変化についても言及しましたがエリクサーは常にヌルヌルなのでそういった影響を受けにくいです。
これらはコーティングの恩恵ですが、その分テンション感はきつくなってるようでしなりが悪いように思います。あと、指先の引っ掛かりが甘いのでハンマリングやプリング、タッピングで発音させづらい時があるかな、といった印象ですね。(気にせず弾ける人は弾けてますのであくまで僕の場合は、ですが・・・)
グリスノイズが少ないのでベンドをほとんど使わないアコギやジャズギターに使う事も多いです。ただアコギの場合はアース?ノイズが少し気になるかもです。


ロトサウンドは元々はガスリーを真似て使ってましたが、ハズレ弦の確率の高さや寿命の短さから徐々に使わなくなってました・・・笑
感触としてはテンション感は柔らかめで鳴りもいい意味で適度に抑えられてる風に感じました。鳴りが死んでる、とかではなくちゃんと鳴ってるけど落ち着いてると言うか・・・。
ただ寿命は本当に早くて、初日でもクロスでの拭き方を気をつけないといきなり茶色になるんですよね・・・笑(表面のメッキ?が落ちてる?)
値段は安めですし、1弦がおまけで余分に入ってるのも好印象ですがこの1弦が結局使わずに延々と余って増え続けるという事態もありました。笑
独特のテンション感の緩さからくるベンドでの表現のしやすさは強みで、かなりウネウネと弾きやすくなると思います。加えて落ち着いた鳴りなので出音が変にピーキーにならず伸びやかにサステインするのも魅力なのかな、と。
DRよりも柔らかく弾きたい時にはたまに買って使ってます。巻き弦をベンドした感触が独特で心地良いんですよね。
その時々の気分もありますがギターの相性でとりあえず試してみる事は多いですね。



弦のテンション感の感じ方って人によるとも思うので僕の書いた内容が正しいとは言いませんが、ここでちょっとした経験談をひとつ・・・

昔、当時新しく買ったギターにエリクサーが張られていて、1弦チョーキングがやけにキツくてどう頑張っても1音までが限界で、そこから先は物理的に押さえ込まれてるような手応えで苦戦してました。しかもその1音ですら頑張ってギリギリ・・・。無理に上げ続けると弦がすぐ切れたり散々な状況。
その頃は弦に特にこだわってもなかったのでとりあえずエリクサーは変えずに知識無いなりに弦高を見直したり、裏のバネを弄ってみたりしてたのですが一向に良くならず、ふと弦をロトサウンドに変えてみたんですよ。
そしたら嘘みたいに手元が楽になってチョーキングも上がるようになった、と言う事がありました・・・笑
同じゲージの弦でそんなに差があると思ってもなかったので出荷時に張られてたという事や長寿命という理由で疑問なくエリクサー張ってたんですよね。
勿論これはその当時のギターの性質やセッティングと相性、僕の技量等々も込み込みなんだとは思いますが、それもあってから同じゲージでも違うものは違うんだな〜とか考えるようになりました。笑(今はエリクサーでもそれほど難なくチョーキングできます。実際他より硬いな、とは思いますが)

今ローテーションしてるのはこの三社で、過去に使ってたものだと''SIT''なんかもあります。これは中学の頃かな・・・。
もう殆ど覚えてませんし、そもそも音や弾き心地ををどうこう分析するような時期でも無かったので詳しくは書けませんがその頃でも分かってたのはとにかくチューニングの安定が早い、という点でしたね。
張ってからチューニングが仕上がるまでがとにかくスピーディでした。笑
今でもレビュー見るとやはりそういう意見は多いようです。また試してみようかな・・・。

あとダダリオは長く使ってました。材質違いやカスタムゲージ等シリーズが色々出てますがそこそこ試した結果、結局は一般的なレギュラー弦に落ち着いてましたね。
これは本当にクセも少なく、品質のバラつきも無く、安定の弦。というのがずっと印象にあります。なんでだろう・・・笑
一番長く使ってた気がしますが一番語れる部分が無いですね・・・。やはり定番とされる理由はそこにあるんですかね。
強いていうなら巻き弦がシャリシャリしやすかったかな・・・・??? いや、そんな事も無かったか・・・????

くらいですね・・・。




そういえば絶対切れないパラダイム弦というのがアーニーボールから出てましたがアレどうなのかな。(購入後からいつまでの期間に切れたら交換してくれる制度があるらしい)
でも、弦が切れる事って普段あんまり無いんだよな〜、ってのが正直なところです。笑