Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

ピックの滑り止め。Greco ''G-Grip''


タイトルの通り、滑り止めシールです。Grecoから出てる商品で値段は300円程の12枚入り。

最近ジプシージャズを弾く時のピックをDunlopのDelrin(1.5mm)に変えたのですが、このシリーズは総じて表面がツルツルしていて手汗をかくと結構滑るため、その対策に買ってみました。



ゴムっぽい質感に少しザラザラしたタイプの滑り止め(これなんて言うんだっけ・・・)で、つまんだ感触はソフトな感じ。
もっと硬いのを予想してましたがそんな事も無かったです。

効果は十分でしっかり止まります。指先にゴムっぽい粘性の感触は残りますが、素材的に仕方ないかもですね。
ピックへの固定はシールとして貼るだけですのでお手軽な反面、徐々に粘着が弱まったり、汗が染み込んでズレたりという事もあるそうですが、これは今後使いながら確認します。
現状ではしっかり留まってます。
貼る前に極力ピックの表面をしっかり拭いて皮脂とか汚れを除去しとくのがいいかもです。




これを貼る事でピックの厚みはわずかに増すので、厚みにシビアな人は気になると思います。
それとジプシージャズ用途でDelrinを使う場合は先端の尖った部分ではなく、後ろ側の丸い面を使うのですが、その用途だとシールのポジションを結構ちゃんと考えないと弾きにくかったです。
写真が2.0mmのものになっているのはエレキ用でしてこちらは普通に先端の部分を使います。この用途についてはいい感じのフィット感ですね。
と言う訳で僕の場合は結局ジプシージャズの1.5mmには貼らないのがよかったです・・・笑


こんな感じに滑り止めの目的は完全に果たせてはいますが、上記の感想に加えてピックのサイズが小さかったり、ピッキングが深い人は弦に滑り止めの面が干渉して逆に弾きにくいかもです。
その場合、切り合わせてサイズ調整して対応できますが、何やかんやで親指と人差し指の幅とか考えたら元のサイズが一番しっくりくると言うか、半端な切り方すると凹凸が出来てこれまた逆につまみづらいですね・・・。
単純に半分にするとかよりは、円形のまま小さくしたり多少の工夫は要るかもです。








余談ですが、ジプシージャズのピックは今まで64picksの3mm程のを使ってましたが、海外勢のDelrin使用者のあまりの多さや、身近な日本のプレイヤーで上手な方々もDelrinなので僕もそうする事にしました。
最初は弾きにくかったですが、やっぱりこれも慣れですね。笑
以前書いたように厚いピックは楽に弦に当たりますが上手にやらないと厚い分、振り抜く際のロスが結構大きく、特に64picksのようにアールが極めて滑らかなものだとピッキングしたと言うよりも「滑り抜けた」感じになりがちで自分が思った以上に粒立ちの悪い音になってました。
当然ちゃんと弾ける人なら抜群の演奏性を確保できるピックですが、僕の場合は弦に当てるまでがラクな分、そこから先の事が疎かになってました。また初心にかえってやり直してます。
あとは単純にDelrin愛用者のビレリの音は好きですし、なんせ値段も100円なので・・・笑