ま た か 。
って感じですが、引き続きBBDの改造を・・・。
TS系ではおなじみのクリッピング切り替えスイッチを増設してみました。
上部の基板の下のスペースにある物体がクリッピング回路です。万が一のショートを恐れて念のためグル巻きの絶縁をしてます。
(ついでに前回のフィルターカットのスイッチも新調しました)
クリッピング切り替えはランドグラフの流れで流行った改造でしょうか。
花京院『そこにあるクリッピングMODは日本の若者なら「もう飽きたよ」と言うモノばかりです』
元々このペダルに採用されていたクリッピングダイオードはシリコンダイオード(1N4148)が4つの対称クリッピングのようでした。
当然それはそのまま残して、もう少しオープンな音を狙ってLED2つのみのクリッピング(巷でいうマーシャルモード)を加えてみましたが、こちらは音量は上がるものの音色に大きな変化もなく・・・。
双方の音量差をVol.で調整すれば正直同じ状態に持っていけてるんじゃないか・・・?ってくらいのもので期待通りの効果は得られませんでした。
LEDひとつにしてみた場合は結構変化があり、やや厚ぼったいジュワッとした歪みにはなりましたが、そもそものゲイン量が高すぎるのか、Gainを高めに設定したら音がブチブチにピークするようになり、いまいち使い勝手が悪そうなので却下しました。
正常な動作のゲイン幅でもあまり好きな音じゃなかったですね・・・。
他にはゲルマニウムダイオードも試してみましたが、まだこちらの方が個性としては大きい変化がありました。
パツパツ気味のファジーな音になります。これはこれで良いのですが、ちょっと考えもあって採用してません。
対称、非対称で組み合わせはたくさんあるのですが、いちいち試すのが面倒でまだあまり冒険できてませんね・・・。
ブレットボード買っちゃおうかしら!(主婦)
ちなみにノンクリッピング(巷でいうダンブルモード)は中々良い感じで、このペダルの「作り込まれたようなまとまった音」の癖が少し薄まり、結構好きでした。
歪み量は一番抑えめで音色も少し丸い感じです。
このモードは単純にクリッピングをキャンセルするだけなので、スイッチの先に何も繋がなければいいです。
ON-ONの2点スイッチしか手元になかったので、とりあえずは片側をLEDクリッピングにして様子見てますが、ON-OFF-ONの3点スイッチにすれば同じ配線のままでセンターポジションがノンクリッピングになるので後々付け替えようと思います。
花京院『ポルナレフ。 マーシャルモードとかダンブルモードとかさかんに言ってますが、TSに「アンプモデル切り替え」なんてありませんよ・・・。ファンタジー(Axe-Fx)やメルヘン(Kemper)じゃあないんですから』
LEDの場合は片側をシリコンにして非対称にした方が好みの結果になったかもです。
あとはLovepedalのEternityがシリコン3つの非対称のようなのでそれも試したいですね。
元々は故障の原因究明と修理から手をつけ始めた基板弄りですが、なんだか面白くなっちゃって最近は電子回路の解説サイトとか回路図やモディファイ系の記事を見てばかりです。
電池のスペースに何か組み込めたら・・・とも考えてます。
てかこれ実質的に同社の新作の''Super Blues Pro''の下位互換もいいところですね。笑
あっちはクリッピングの組み合わせをスイッチで何通りも選べて面白そうです。