マッドプロフェッサーのデジタルディレイです。
MAD PROFESSOR ( マッドプロフェッサー ) / Deep Blue Delay
アナログライクなサウンドで人気が高く、マッドの中でも最も売れ筋の製品だとか。
購入したのはHW(ハンドワイヤード)版なのですが、PCB版よりも堅牢な筐体が採用されているようでかなり重たいですね。
HWとPCBで音の違いがどの程度あるのかは分かりませんが、公式曰く、回路自体に違いは無いそうです。
HWはその名の通りに手配線なので壊れた時に自分で修理がしやすそうなのがいいですね。笑
音ですが、評判通り適度なローファイさを持つディレイです。
ディレイ音がハイファイ過ぎると演奏の邪魔になる事がありますが、このディレイはそういう事もなく、うまく背後に馴染んでくれるような自然さがあります。
少し角の取れたウォームな質感で、減衰の仕方にジュワッとした要素も含んでますね。
ドライ音とディレイ音が重なった時にディレイ側が影に隠れてくれるというかそんな感じで、常時掛けっぱなしでも使いやすい音色です。
ディレイタイムは最大で450msなのでやや短めですが、よっぽどディレイ頼りな演奏を要求されるジャンルでも無ければ必要十分ですし、これくらいが迷いなくセッティング出来てイイとも思いますね。
自分はこの機種に限らず、ディレイを使うのはリードに軽く奥行きを持たしたい時なので、レベルは控えめにリピートは1~2回、タイムもくどくない程度に設定する事が多いので全く不都合ありませんでした。
ちなみにスラップバックや付点8分でも味わいあるサウンドです。
本当に馴染みが良いので、歪みペダルと同様に音作りのメイン要素の一つとして積極的に使える音に感じました。
ここまでシンプルなのに売れているのは素直に音のクオリティが評価されてる(使いたくなる)んだろうな〜といった印象です。
強いて不満を挙げるならレベルノブのカーブ具合ですかね。ゼロ位置から少し回したら結構すぐに音量がドライ音と並んじゃうので、細かい微調整がしづらいです。
そういえばこれの中華クローンのMosky ''Blue Delay''も過去にレビューしてますが、概ね近い印象です。
ちょっと今すぐに比較できる状態に無いので記憶頼りにはなりますが、基本的な傾向はよくコピー出来てると思います。
また並べて比較したら改めて記事にしますね。
MAD PROFESSOR ( マッドプロフェッサー ) / Deep Blue Delay