Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

DiMarzio ''Pro Track(DP188)''

久々にピックアップを買いました。

ディマジオのシングルサイズ・ハムバッカー、''Pro Track(DP188)''です。

DIMARZIO ( ディマジオ ) / DP188 WHITE PRO TRACK

 

 

Fender CSタイプのシングルコイルに載せ換えていたメキシコストラトですが、やっぱりリアはハムにしようと思い、あれこれ探してるうちにこれに落ち着きました。

普通のハムも検討しましたが、それだとピックガードを加工する必要があるので、万が一に気に入らなくて元に戻す事を考慮するとシングルサイズかな〜、と・・・。

 

この''Pro Track''はシングルサイズながらもおなじみヴィンテージPAFをイメージしたようなモデルという事で、出力はやや控えめ且つウォームで暖かみのある音だそう。

同社の''PAF-PRO''に近いといった声も聞きますが、スペック上の数値を見るにこちらの方がいくらか低出力なようで、その補正なのか逆にEQは僅かに増されていました。

 

PAF系を選んだ理由は、去年買ったXoticストラトのリア''RV-PAF''が気に入ったからですね。

ちなみにガチモンのPAFを弾いた事は無いです。

世間的な情報や音源等で知る「あの感じ」っていうボヤけたイメージでしかPAFを語れませんのでご了承下さい。

 

 

まず開けてビックリ。

今のやつってピックアップ側の配線がピンコネクターなんですね・・・。

 

見慣れない光景に一瞬不安になりましたが、よくよく考えると今後また替えたくなってもディマジオ製品内ならソケットの差し替えだけで済むので便利そうです。

・・・・・・でもなんか線の根元が貧弱やなぁ。

 

 

載せてみました。やはりディマジオのシングルハムは見た目のインパクトがあります。

 

ディマジオ載ってんねぇ!!!感。

 

 

ハムなのでボリュームポットは500kに変更しましたが、うっかりでトーンポットが250kのままです。

手元にポットの在庫が無いため当分はこのままですが、絞った時くらいしか影響無いので積極的にトーン操作を追い込まない分には特に困らないですね。

 

 

 

以下、ざっくり使用感。

 

 

まず印象は結構良いです! 出力が思った以上に控えめであっさりしてます。

確かにウォームな音ですが、出力の関係か全体的にクリアさもあります。

なんとなく知ってる「PAFのそれ」というイメージも分かるような感じも出てますが、暴れ感?は抑えめで扱いやすくまとまっていると思います。

曖昧な記憶ですが、昔持っていたダンカンの59?だかの方が輪郭のジリつきやチリつきみたいなのがあったかも知れません。

 

ちなみにフロントとセンターはFenderの''Custom '54''を載せているので、どうしても出力差は出ますが、絶望的にバランスが崩壊する程では無く、あっさりしてる要素がうまく働いてくれてるようです。

結構キレの良さもある反面、ラクが出来るサステインでは無いので、レガートだったり伸びやかなモダンリードよりも、ファットで甘いブルージーな音でしっかりピッキングしたい人に向いてる音です。(そらそうか)

普段からサステインの良さを重視したい人は別のチョイスが良いかもですね。

なんというか少しゲインを稼ぎ過ぎると音の輪郭がボヤけるので、プレイスタイルによっては自分に都合のいいゲイン量まで持ち上げた時の音がちょっと微妙、みたいな事が起きそう。

 

 

 

それはそうとディマジオはなんとなくハードロック/メタル傾向に強いメーカーな印象があったのですが、以前テレキャスのフロントにディマジオのミニハムを採用してからというもののロー〜ミドル出力な物にも良い印象を持っています。

今回のPro Trackも良いです。

DIMARZIO ( ディマジオ ) / DP188 WHITE PRO TRACK