プレイテックの吊り下げ式ギタースタンドを買ってみました。
PLAYTECH(旧ZENN) ( プレイテックゼン ) / GSH3 ギタースタンド
これを買う人はそもそも「ハーキュレスのスタンドが欲しいんじゃア〜」って人だと思います。
僕もそう。笑
ハーキュレスと比べると簡素な部分はありますが、性能的には大差ないので正直これで必要十分だと思います。価格差を考えるとだいぶリーズナブルです。
まだ導入したてなので耐久性は未知数ですが、今のところ使用感は良好。
ハーキュレスと比べて大きく違うのは、やはりフック(ホルダー)部分ですかね。
ギターを掛けると、その重みで正面のシャッターが閉じる仕組みはハーキュレスと同じ。
ただ、ハーキュレスよりはクッション部分が貧弱ですね・・。
そしてそもそもの構造としてフック自体の可動域にも違いがあります。
パッと見は同じ作りのようですが、ハーキュレスは左右の傾きにも可動域(回転軸)があるので、ヘッドシェイプに関係なく対応出来ます。
要は左右非対称のヘッドに対して、ハーキュレスはフック側が合わせにきてくれるのでより柔軟にフィットする、という仕組みです。
対して、GSH3は水平に完全固定です。とはいえ一般的なヘッドシェイプなら特に困る事は無いと思います。
【追記】3ヶ月程使用しましたが、ヘッドが面している箇所のクッション素材が剥がれてしまいました。
3ヶ月とは言っても実際にギターを掛けてた時間はそれほど長くないので、やはり値段相応に脆いみたいですね。
クッションの裏に両面テープをつけて貼り付け直しました。
又、レビューでは「ギターによっては正面のシャッター部分が閉じない」という意見もあります。
確かにアコギのように軽めのギターだと閉じない事もありますが、その場合はネックを掛ける位置を少し調整したり、軽く引き下げるように力を加えると閉じてくれます。
僕のギターだと基本的に問題ありませんが、よほど軽量な個体だと重みが足りず閉じないかもですね。
とはいえフック部分だけで結構なホールド力はあるので、シャッターが開いてたとしても手前側にギターが落ちるという事は中々無いと思います。
見ての通り奥側へ傾斜になってますしね。
ただ、万が一の事はありますので注意が必要かも。
最後に三脚部分。
これも特に問題なく、しっかりしてます。
構造上、完全な宙吊りではなく、ギターのボディエンド部は三脚に当たるようになっているので、そこはクッション素材になっています。
ギターの塗装の種類によっては化学反応で溶けたりはあるかもですね。
ちなみに三脚部分にボディを当てて固定するのは普通です。ハーキュレスもそうですね。
あとは、高さ調節の仕組みがGSH3とハーキュレスで違います。
GSH3は締め上げ式なので、その都度ネジを回して締め上げますが、ハーキュレスは「グリップハイトアジャスター」と言って、トリガー式のグリップ部を握るだけでロックを緩めて調整する事が出来るので、よりスピーディな操作が可能です。
もし、ライブ等に搬出して使いたいという方はハーキュレスの方が展開が早くてイイですね。
自宅使用なら一度高さを決めればそうそう変更する事ないと思うので、締め上げ式でも困りません。
耐久性に関してはこれから長い目で見ていかないとなんともですが、機能的には十分使えるスタンドだと思います。
PLAYTECH(旧ZENN) ( プレイテックゼン ) / GSH3 ギタースタンド