最近またピックを試行錯誤してます。
ジプシージャズのピックは定まりつつあるのですが、ジプシーに慣れ過ぎた弊害でエレキ側のピッキングにも変化が起きてるのでエレキ側のピックを見直してます。
今回、比較してるのは以下の4枚。・・・全部ダンロップですね。笑
左から、
・Gator 1.14mm
・Gator 1.5mm
・Nylon Standard 1mm
・Flow 1.5mm
普段ジプシーで使うのがGator 1.5mmです。これに慣れたので最近はエレキでも使ってます。
ジプシーだとお尻側の丸い方を、エレキだと普通に先端の尖った方で使い分けるので一枚で二度美味しく、コスト削減にもなっております。笑
正直これでいいかなって気はあるのですが、もうちょいエッジの効いたものは無いか探したところFlowを見つけました。
※以下の感想は『ジプシージャズにピッキングを乗っ取られた人間』の感想になります。
あとタイトルにある通り、エレキでの使用を書いてます。
Gator 1.14mm・・・これは普段の1.5mmよりも柔軟なピッキングが出来そうなので試しましたが、やはり1.5mmに慣れすぎたせいでペラペラに感じてしまいました。
ただ、相変わらず耳に優しいトーンが出るので、これはこれでケースバイケースで使えそうです。
Gator 1.5mm・・・今のところ一番しっくりきてるピック。弦滑りの良さもありつつアタックも出せて音も太く、中々汎用性が高いです。
このピックに特化した事では無いですが、お尻側で弾けばストロークでも滑らかに振り抜けますので、使い分けに応じて色々な弾き方が出来ます。
欠点は意外と減りが早く、減った時の弾き心地の変化も大きい事。
あとこれは人によると思いますが、先端が丸められてる分、少し滑り過ぎる気がします。
ハードロック/ヘヴィメタル的な速弾きだとちょっと立ち上がりが物足りないかも。
Nylon Standard 1mm・・・ブレット・ガースドが愛用してるそうなので購入。
形状はGatorと同等ですが、素材がナイロンなのでいくらかペタペタした感触です。
1mmなので、これも自分には薄過ぎな印象で巻き弦でパワー負けしてしまいました。
弾き心地は極めて普通で、変に尖った性能も無くバランスが良いと感じました。表面の滑り止め加工は好みが分かれそうです。
余談ですが、ガースドは昔にジョン・ファーナムとの仕事の時にこのピックに出会ったそうで、
ギターテックがツアーの為にピックを大量に仕入れる都合でもう一人のギタリスト(スチュワート・フレイザー)と同じピックを使ってくれないか?と相談されたのがキッカケらしいです。
実際使ってみるとピックノイズの無さと程よい暗さのトーンが気に入り、以降愛用してると掲示板でコメントしてます。
その前は1mmのプラスチックピックだったそうです。
Flow 1.5mm・・・Flowも比較的丸型ですが、Gatorよりも先端がいくらか先細っているので細かいピッキングもしやすそうなのと、素材がウルテムという事もあり昔使ってたJazzIII Ultexと近い感覚で鳴らせるかなーっと思い購入。
これは結果的にかなり良く、弦滑りと立ち上がりの良さを兼ね揃えてます。
幅広なサイズなので色々なつまみ方にも対応してますね。値段も150円くらいで高過ぎ無い。
結局、僕自身のピック観を書いただけなのでレビューにはなりませんでしたが、まあこんな感じでピックを試行錯誤し直してます。
やっぱりジプシーピッキングの弊害はあるもので、良く悪くもスタイルに変化が生じてます。
普段からエレキで省エネなピッキングや繊細なタッチを大事にされてる方はジプシージャズに挑戦すると培ってきた技術を犠牲にする可能性がありますので、やや注意されたし・・・。
あと場合によってはピッキングどころかフィンガリングの自由度も落ちるかも。